コロナ収束後に訪れたい国の第1位に選ばれた国とは?
九夏三伏(きゅうかさんぷく)
→ 夏の最も暑い時期をいう語。「九夏」は夏の九十日間のこと。「三伏」は初伏、中伏、末伏のこと。
少しずつ春の兆しが感じられるようになってきた。
私自身は花粉症をもう何十年も患っているので、正直好きな季節ではないのだが、好きな季節のトップだという人も多いだろう。
いずれにせよ、暖かくなると気分が上がることは事実だし、どこかに出かけようという気分になるのも間違いない。
とはいえ、ここ数年は新型コロナウイルスのパンデミックにより、自粛が当たり前のようになっている。
特に中学生や高校生は3年間という貴重な時間のほとんどを失っていると考えると気の毒で仕方ない。
センスのない教師たちがオンライン修学旅行などを実行しているが、狂気の沙汰だとしか思えない。
なんでもかんでもテクノロジーに置き換えて流行りを追えばいいというものではない。
学生時代に特に重要なのはリアル体験と想像できないトラブルが想い出になるのだ。
そして、コロナが落ち着いたらとか収束したらという言葉が使われるようになって、どれくらいの月日が流れただろう。
もういい加減という雰囲気がエビデンスをもってようやくスタンダードになりつつある中、2022年の夏こそは海外旅行へ行きたいという声も多く聞くようになったように思う。
なにもその現象は日本国内だけではない。
コロナ収束後に訪れたい国
コロナ収束後に訪れたい国「1位は日本」。選ばれたその理由
(出典:Forbes)
2020年12月1日〜12日に日本政策投資銀行が日本交通公社と共同でアジア、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア訪日外国人旅行者の意向調査を実施した。
インターネットによる調査で、実施地域は、韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、アメリカ、オーストラリア、イギリス、フランスの12地域だ。
調査対象者は20〜59歳の男女でかつ海外旅行経験者、6,139人のデータとなっている。
その結果は、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアともに日本がトップだったという。
日本人としては嬉しい限りの結果だが、その理由も知りたいところである。
ちなみに、2020年6月実施した第1回調査に引き続きアジアではトップを維持している。
アジアでの回答は、第1回が56%だったのに対し、第2回は67%と上昇している。
ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアでは第1回は第2位の24%だったが、第2回では第1位の36%と順位と割合ともに上昇した。
外国人が日本に訪れたい理由とは?
日本を訪問したい理由を居住エリアごとに見てみると、食事の美味しさ、清潔さ、治安の良さは、どの地域からも高く評価されていることがわかる。
これは何度が述べていることではあるが、私自身がかつて上海で生活をしていたことがあるのだが、そこで日本の良さを再認識している。
2011年から2年少しの間のことで随分前の情報になるから、2022年現在と比べてはいけないとはいえ、それでもやはり食文化は日本がトップクラスだと思う。
それこそ、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう前に初めて訪れたアメリカのニューヨークやピッツバークでの食事を思い出しても日本の方が圧倒的にレベルが高い。
清潔さや治安の良さも、もちろん理解できるのだが、やはり飲食店のレベルの高さはずば抜けていると思う。
調査結果の中で気になるのが、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアの人たちは治安の良さと清潔さの評価が高い。
この結果については、とてもシンプルな見解を持っている。
治安の良さや清潔さは見た目なので、誰でも簡単に理解ができる部分だからである。
一方で、食事というのは経験をしてみないと、その良さがわからない。
つまり、そもそも日本の飲食店のレベルの高さが知られていないということが要因で、このことがもっと認知されると、治安の良さや清潔さを上回る可能性が高いと考えている。
ましてや、食文化が圧倒的に異なる。
和食の良さが理解できるのは、やはり圧倒的に日本人やアジア人が中心になるだろう。
出汁の奥深さや食材の活かし方の工夫は本当にスゴいものがある。
当然、世界中に有名で美味しい飲食店はあると思うが、私が主張したいのは、全体的なレベルが圧倒的に高いということだ。
どこに行っても、不味くて食べられなかったということが、日本国内ではまずないと言っても過言ではない。
このあたりは、もっと国をあげて世界へアピールしていいところだと常々思っている。
訪日にかける予算増加の期待
もう1つ貴重なデータがあることも書いておきたい。
それが、訪日旅行にかける予算が海外旅行全般と比較して増加の傾向にあるということだ。
とりわけ、アジアでは食事にかかる予算が、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアでは宿泊施設にかかる予算への増加が期待できるという。
これは海外旅行が新型コロナウイルスが蔓延する前の水準に戻れば、本当にそうなると思う。
というか、圧倒的に予算をかける人たちが増えて、観光業が潤うことは間違いないだろう。
世界中で2年以上に渡って制限されているものが、開放されたときに財布の紐が緩むのは目に見えている。
それがいつのタイミングになるのかは正直わからないが、確実にそのときは訪れる。
くり返しになるが、テクノロジーの進化で経験や体験を置き換えるには、まだまだ不十分なのだ。
リアルがなによりも価値がある瞬間は多々ある。
まとめ
コロナが収束したらとかコロナが落ち着いたらという言葉はもう使わない方がいい。
というか、それを唱えること自体がナンセンスなのである。
インフルエンザのように生活に溶け込むものになるというのは、随分前からいわれていたことではあるが、まさにそうなるだろう。
自粛することで押さえつけることが世界経済の発展に繋がるかを考えたら、プラスにならないことは容易に考えることができる。
かくいう私も、隔離という制限がなくなれば、すぐにでも世界中へ飛び立とうと思っている1人である。
最初に行く国はすでに決めてあって、そのことについても随時公開していければと考えている。
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植田 振一郎 Twitter
株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。