学会出張記2023:ウィルミントンの変(最終日)
……なんかいま、「学会出張記」の最後が器械の器の字になってたので直そうとしたら勝手に「学会出張記器」になってたんだが何事?
思わずパソコン再起動したけどこれたぶんnoteの自動補完機能の誤爆だな?無駄なことやった感あるけどまあいいや。とりあえず、この前の更新からいままでの激動の二日間をダイジェストでお送りいたします……疲れた……
えーと、まず、前の記事では11時くらいまでホテルで粘ってから空港に行く予定だった。そうなんだけど、ホテルなんもないんでちょっと飽きてきて、9時半には「いいやもう行こう」って感じになってました。そういうわけでホテルのフロントでタクシーを呼んでもらい、空港へ着いた。タクシーの値段は24ドル。ここで困ったのがチップである。相場は15%~20%で、25ドル以上なら何も考えず30ドルたたきつけるのが正着(たぶん相手もなにも聞いてこない)んだが、若干多いんだよなぁ……結局、changeはいるかと相手から聞かれたので「one doller back」と答えて1ドルだけ返してもらったが、2ドルが正着だったかもしれん。が、一応語彙が身についてるからかなにも調べずにちゃんと応対できたのはよかった。こういうときとっさになに言うかって経験だよね……
で、空港に到着。前回の記事で述べたように、固い椅子ばっかりの空港である。ただ、後でわかったのは搭乗口の近くでは普通に柔らかい椅子があった。というか、すべての椅子に充電用のコンセントがあったので後で述べるJFK空港の第八ターミナルより進んでたわあっはっは! まあそこは謹んで訂正するとして、保安検査場を突破するまではマジで固い椅子しかないんだわ。それで、荷物も邪魔だしとっとと預けて突破しちゃおうぜと機械を動かしたところ何故か搭乗券が出ない。
実はこの辺本当にわけがわからなくて、羽田を出るときは一日くらい前に「webチェックインに失敗しました」という謎のメールが届いていた。今回も一日くらい前に「webチェックインに成功しました」という謎のメールが。なんか関係あるのかね? ちなみに携帯で、メールからQRコードを呼び出せばJALの搭乗手続きが簡略化できると書いてあったが、ウィルミントンからニューヨークまではJALじゃないし、そもそも後で述べるようにJALもそんなケースじゃなかったんだよなぁ……なんか、現場と上層部でシステムが共有できてない感じ? なんとかしてくれ。
ともかく搭乗券が出ないので、「搭乗券出してくれ」と機械で操作したが出てきたのはJFKから羽田へのチケットらしきものだけ。ハテナ顔で荷物預けて保安検査場へ向かったら搭乗券もらってこいと追い返され、預け入れカウンターに戻って搭乗券発行できない? と聞いたら発行してもらえてそれでなんとか中に入れた。なにこれ。
無駄に冒頭から疲れつつも空港へ。さっき書いたように、固い椅子もあるものの搭乗口付近は無駄にハイテクなウィルミントン国際空港である。ただし土産物屋はない。菓子のひとつでもあれば大学院生用に買っていくんだがな……まあニューヨークで買えばええか!がはは!というわけで、無駄にめっちゃ待って、16時47分の(6時間以上待ち!)飛行機になんとか乗れた。横にいたのが学会参加者の日本人だったのでなんとなく話し込んでたらあっという間にニューヨークへ。どうでもいいけどこのフライト、搭乗口に着くまではニューアーク空港(ニューヨークの近くにはあるけどニューヨークと州が違う)に行くと思ってたんだけど、見てみたらラガーディア空港の方なのな。それどころか、JALの公式予約サイトでは「ごめん当初予定より遅れます許して!」って書いてあったのに当初予定通りに出発したけど、これ、ええのん……? 逃したらけっこうな大惨事だったよ?
という、僕のミスなのかJALのミスなのか微妙な問題をくぐり抜けて、18時半くらいにはラガーディアへ到着。国内線なので特に検査とかもなく、無駄にハイテクな空港に驚きながらもバゲージクレイムへ行って荷物を受け取ってタクシーへ。ここでも悩ましいことにJFK空港への料金がわからないという問題が発生した。料金がわからないとチップの計算がしづらいんだよな……表示している金額がじわじわ上がって行くんで、40ドルかな? だったら48ドルでいいかな? あっあっ40ドル超えそう……越えた。念のために60ドル用意しとくか……あっ50ドル超えた。まあでももう着きそうだし60ドルでええやろ」と思ってたら高速料金かなにかが追加されたのか最終的な計算はまさかの61ドル。さすがにニューヨークだからクレカも使える雰囲気だったけど、無難に手持ちの札を使うことに。72ドル出したら相手から感謝してもらえたのでたぶん若干高めだったかも? まあ、トラブルにならないならそれでもうええわ。そんな感じで無事JFK空港の第八ターミナルに来た。
JALの手荷物預け入れカウンターが、ない。
いや、マジでねーんよ。なんかよくわからない航空会社から始まってカタール航空、ユナイテッド、アメリカン、それからたぶん会員制のお高い窓口……おいマジでねーんだけど。アメリカンの隅っこに別の航空会社が陣取ってるのを見たけどFinnairとか書いてあったしマジでJALはどこなんだこれ。
メールを確認したら3番のラインと書いてあったけど3番は普通にアメリカンとFinnairが持ってる。それ以上に電光掲示板にはJALは4番と書いてあって、そしてその4番のラインはブリティッシュエアウェイズが占有してる。ポルナレフ顔で回り回った僕は、足が疲れた頃になってようやく4番の最後の方がJALって書いてあるのに気づいた……いやここ何度も回ったけど明らかにブリティッシュだったじゃん!なにさらっと看板変えてるの!
この間、ずっとJALのお問い合わせ窓口をwebでも探してたんだけど、それもないんだよね……で、とりあえずカウンターがあるなら行くかと……行くかと……人がいないので手続きもなにもなく。なにこれ。その後結局その場に並んで、1時間以上経って人が来て、さらに1時間近く待ってようやく預け入れ開始。マジでちょっとJALくんさあ……ってなった。そもそもその間にモニターが二転三転して、ブリティッシュのカウンターがJAL扱いになったりするバグがあってわけわかんないことになって我々は振り回されることに。この不手際の理由は、たぶん5月29日にJALがターミナル1からターミナル8へ左遷されてきたことだろうね……マジで左遷なのでは? と思わないでもない。いくらなんでもターミナル8、不便すぎる。土産物屋も少ないし。ニューヨークで展開する便としてはJALの便、今後も使いにくいのではって思った。ANAの方はどうかわからんけど、たぶんANAもやろなぁ。
そんなわけで、ようやく21時40分くらいに手荷物預け入れが終わり、保安検査場を抜けて、中へ。なんかAdmirals Roungeだかなんだかが使えると聞いたのだが、そのラウンジがクソ遠い。1時台の飛行機なんぞ寝こけて乗り過ごすとかありそうな話なので、絶対に即死トラップだと思って近寄らないようにした。海外旅行はルナ先生的思考が大切なのだ(微妙に通じづらいたとえ)
まあともかくそういうわけで、絶妙におんぼろなターミナル8の中に入れたので、土産物でも探してみますかねとなったが、これがまたすげー少ないんだわ! そもそも時間的にほとんどの店が閉まってるってのもあるけど、それ以上に狭いよこのターミナル! そんで、コンセントがある電気取りソファもどこにあるかわかんねーし、設備だけならウィルミントンの方が上なんですけどぉ! もう疲れたから、とにかく空いてる土産物屋行って最低限だけ買って終わらせた。ごめんな受講者のみんな、今回は土産はなしだ。まあそれ以前にアメリカの菓子なんざいらんという話でもある。ヨーロッパならともかく、アメリカじゃねえ……
で、飛行機を待つ。ここも1時40分なのでけっこう長い時間。それから飛行機に乗ったらタッチパネルが故障していてなんかゴタゴタしたんだけど、直らないし疲れたからちょっと目を閉じて気づいたら30分ほど落ちてて、その間にタッチパネル復活してた。もういい加減にしてくれ……そんなわけで、疲れた身体を引きずって、なんとか飛行機は羽田に着いた。時刻は朝の4時45分。ここから最短ルートでなるべくラッシュの影響のないルートを組み、なんとか7時前には自宅へ帰還できたわけです。めでたしめでたし。いや、三限の授業だけは休講にしてないので普通にやるけどね?
……なんで休講にしてないんですか。ちなみに内容は大学院のコアミクロだった。頭働かないので手癖でできる双対性と代替・補完の話をしておきました。4限、5限のゼミはさすがにあらかじめゼミ生に休む旨伝えてるので、帰宅して寝て起きていまこれを書いているわけです。
帰ってきた後、授業のために出勤途中の高幡不動で食べた高幡そばの鳥中華が、この一週間で食べた食事でもっともうまかったです。今回、食という点では最後までひどかったからなぁ……しかし、JFK空港があそこまでボロかったのにはけっこう衝撃を受けた。ラガーディアの方が数千倍いい空港に見えた。いや、もちろん羽田は最高だったよ? あとJALの航空機がトイレにウォシュレット取り付けてたのは地味にすげーと思った。よくあの水制限の中でこれやるなあ……
そんなわけで、今回も生き残ったのでした。まる。