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気合、根性、忍耐(池治)
おはようございます!
『SMOKY ROAD』稽古場ブログ、本日の稽古場担当は、僕池治徹也がお送りします。よろしくお願いいたします。
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今回の作品はマラソンがお話の軸になります。自分自身マラソンは走ったことはないんですが、ランニングは大好きでよく走っていました。
ランニングは僕にとってトレーニングでもあり、息抜きでもあります。トレーニングは筋トレ、ジムに行ったりだとか。息抜きはカフェに行ってゆっくり過ごす、友達と会ってただただ、喋る家でゴロゴロする。ゲームをする。たくさんあります。が、トレーニングと息抜き、両方の性質を持ったものはランニングだけです。
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走っているときはいつも孤独です。走るのは自分自身だから。みんなで喋っているときも、みんなで走るときもあるんですけれども基本的には1人です。そうすると、自分でも意識していなかったことが走ってる最中にたくさん思い浮かんできたりします。過去の恥ずかしいなと思った出来事、今漠然と悩んでいること、そういったものが明瞭な形で現れます。
でも、走っているとうじうじ悩んでいる暇はありません。そんな暇があったら、股関節から脚が出ているか・足のつく位置は正しいか・背筋がちゃんと伸びているかなどを考えなければなりません。
そんなこんなで悩んだり走ったりを繰り返していると、いつの間にか予定していた時間もしくは距離を終えていて、いつの間にかスッキリしています。走っている最中はめちゃめちゃしんどいですが、終わって考えてみると結果的に息抜きになっています。
だから僕にとってランニングは、トレーニングでもあり息抜きでもある訳です。
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走っている最中はめちゃめちゃしんどいけど結果的に息抜きになっている、やっている最中はしんどいけど結果的に違う捉え方ができるようになっているって、ランニングに限らずなんでも言えることな気がします。人生とか。「あの期間、あの瞬間があったから今こうして生きていられるんだろうな」みたいな。僕は24年しか生きていませんが割とよくあります。しんどい思いを肯定している訳ではありませんが、そういう時こそ今後の糧がゴロゴロ転がっているような気がします。
とはいえしんどいものはしんどい。挫けそうになる。家から一歩も出たくない。ひたすら眠っていたい。逃げたい!……と僕も丁度思っていた折に、今回の作品です。作中で主人公が折れそうになったとき「気合、根性、忍耐」と呟き、自分を奮い立たせます。
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僕はそんな姿にとっても勇気をもらっています。今ここで踏ん張って、どれだけしんどくても気合を入れて。根性出して。耐え忍んで。落ち込んで下を見るんじゃなくって、這いつくばってでも前を向いて行こうと。
そこまでやって初めて後に繋がるんだろうなと。後になって思い返して「よかったなあ」と言える出来事になるんだろうなと。
そう、思います。
もし今しんどかったり辛いことがある方がおられるなら、この作品を是非観てください。必ずあなたの力になります。