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飲み屋で隣で熱語りしてくるO野さんを想像してお読みください(小野愛寿香)
今日は昼から夜まで稽古しました。
そして、衣装決めも。
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自分は思ったよりポップな感じになって良かった。すごくキャラクターに合っていそう。
あどうも、小野愛寿香です。今回は主人公(椿)のねーちゃんをやります。
弟の歌が好きなのだよ。とても良い。
今回、生で聞けます。お楽しみに。
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最近みんなの稽古場ノートが良いからと演出がやたらとあちこちでコメントを述べるのですが、お陰でハードルが上がって書きにくいったらありゃしない。
しかも演出ってのは理不尽なもので(役者にとって)、昨日言ったこととはまた違うオーダーを出してくる。
しかも昔は先輩らが口を出したら怒ってたくせに、今やみんなで話し合えとしつこく言ってくる始末。
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まあ実はそれってのも、要約すれば「周りの芝居が変わったから、お前も昨日とは違う芝居になるはずだ」ということであったりもするし、
おんなじ芝居しててもハマる時とハマらない時があってそれに対してハマるような方向へ修正しろという要望を出してきてたりするわけで。
話し合えと言うようになってきたのも、あ、なんか団体としても、演出としても、お互い成長してきたんだなみたいなのが見えてきたり。(べつに上から言ってるわけじゃないすし、ありがたいです)
ちなみにおんなじ芝居しててもハマる時とハマらない時があるってのは、今回わたしがとても気にしてるとこでもあって。
せっかくの会話劇。
ミリ単位、ミクロン単位でのやり取りの中でのライブ(生)な調整をし続けなきゃいけないお芝居なんですよね。会話劇って。
だからそれをちゃんとやりたくて、ちゃんとそのヒリヒリ感と生きてる感じと、それがゆえの楽しさをメンバーにも伝えたくて。
何回も繰り返した結果いいのができたからって、それを毎回ハンコで押したみたいにやってても意味がないし面白くない(生きた芝居にならない)。
なので、演出のオーダーや自分の求める理想形みたいなやり方言い方は見えてはいるのだけれど、あえてその通りにやらない、を試してみていたりもします。
んー、といっても、わざと外してるとかではなく、「そう来たからの適切な返し方はこう」みたいな感覚なんですけども、ね。
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わたしに理想形の受け答えをさせたかったら周りの話し方もそれを引き出すやり方やってみてよ!みたいな?それが横暴に聞こえたとしたらそうでもなく、「そういう来方したらこう出るよ!」という見本をお見せしている的な…
「なら、こう変えてみよう」っていう試行錯誤を楽しむ余地を提示しているようなイメージでしょうか。やってみてほしいな、そういう試し。
まだまだ、そこを試して楽しむ時間の余地は残されていると思っているので。(とはいえはやく正解も出しておきたいので、はやくこの仕組みに気づいてほしいところではありますが)
どうかな、楽しみです。
だって、「こう返したいから!」って相手の言い方無視して事前にキメた言い方投げつけても、もはやそれは会話とは言えませんからね。
それはしない、と。思ってます。今回特に。
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生まれるものって生で、それゆえの素敵さがあると思うし。
もちろん、ミリまで計算してやるというのと、ものすごい重なり方で両立してるんですけどねー。
楽しいから。それって。味わってほしい。
私も毎回、ワクワクしながらやってます。
ここでこの人とのこのシーンは、どうなるんだろう。って。素直に。
計算しながら、ここでこう動きを止めた方がいいなとかも検証しながら、ライブで感じながら。
そういう意味では、弟と二人で話すシーンが一番楽しいかな。
あとは、家族三人のシーンをもっと楽しめるように調整できたら。最高のはずです。
夫役とは今回は対面ではなく横並びで発する位置関係なので、そこをうまく無言の連携とれたらなと思ってます。
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蛇足ですが、最近興味があるのは秘孔を突くみたいな、その人をよく観察してこの一点をずらせば全体が上手く回るかもみたいなところを見つけたり、それをお伝えしたりして検証してみるのが楽しいです。
ただ表面だけをオーダーして変えても意味がなかったりして、百遍やっても変わらないみたいな絶望的な時間が過ぎたりすることもあったりするのですが、その時にその人にとって何が引っ掛かってどこが流れていないせいで機能していない、みたいなポイントって意外に見えたりするもので、それをコッソリお伝えすることで劇的に変わったりするのが面白くてやっています。
もちろん、変わった結果演出のオーダー通りに100%マッチするなんてことに確実になるわけでもないのですが、少なくともやりづらそうなとこが改善したり、オーダーに近づけるステップを踏めたりしてるのがあったりするのは、見てて楽しいです。
☆☆☆☆☆
いやあ、長くなっちゃいました。
実はこれ、昨日の深夜に酔った勢いで書いたんですけど(途中でたぶん寝落ちした)、わりと悪くないのでそのまま投稿することにします。
本音ってボロボロ出るもんですね。飲んでると。
意外と文句言ってる風に見せて楽しんでるみたいです。このツンデレめ。
そんなわけで、みんなと挑戦しながらミリ単位にあれこれしている会話のお芝居がこちらになります。
いやー、まじで、最後の歌だけでも聴く価値ある。書き下ろしの特別ソングなんですよ、お芝居の内容のキモのとこで出てくる。
めちゃくちゃいい歌です。
もちろん、本人役の椿が作詞作曲。
こども食堂のむりょうのライブイベントを覗き見に来たと思って、ふらっと来てください。
お待ちしております。
あったかい、心をこめて。
ステージタイガー
『ハンドポケット・カフェ』
【日時】3月21日(火・祝) 14:00
【場所】松原市文化会館
【料金】おとなもこどもも むりょう
【予約】下記URLからご予約ください。
ticket.corich.jp/apply/229907/
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