「夢」ってなんだっけな(藤原)
本日の「Re:TURN!」稽古場日誌を担当します、藤原菜々美です。こんにちは。
筋トレや殺陣の基礎練に加えて、台本を使った立ち稽古も始まっています。連日の稽古だったので、筋肉痛の箇所をみんなで共有してまた筋トレ。一人だとしんどいなってことも共有できる仲間って、ただ純粋に良いなと思います。
そしてそして、鍋ちゃんさんと大城戸さんが殺陣を教えて下さっています。お二人がサラリとやってのける姿は一見簡単そうでも、いざ自分がやろうとするとめちゃくちゃ難しい。一つひとつの所作全てに意味があることを教えてもらってすごく納得するんですが、頭で理解できても体が動かなくて難しいなと思う日々です。
さらに、序盤からの稽古も進んでいます。こころさん演じる尾道直生(おのみち・なお)を中心に話が進んでいきます。直生に関わる人それぞれのキャラクターも合わさって、進んで修正してを繰り返していきます。
自分も役のことを毎日考えてます。この人はどういう生い立ちなんだろう、とか、なんで今この立場にあるんだろう、とか。自分だったらどう言うかな、彼女だったらどうなんだろうな、みたいな、考えてるのが楽しい。
そして、この夏に剛さんの脚本講座を受けて、短編を演出させてもらってから気づきがありました。自分が書かせてもらったときに、たとえたった一言だったとしても「この言葉よりこっち使うかな」とか「ここう書いた方がこの人っぽいな」とかをたくさん思って書いた経験ができて、台詞のひとつひとつには、その人のことを表すヒントが詰まってるんだなってことを、より実感を持って思うようになっている気がします。
そういえば、今回のタイトル「Re:TURN!」。
実は、自分が大学生の中盤から数年程、バスケットボールチームを作ってました。チームと言ってもサークルに毛が生えた程度ではあったんですが、その頃のチーム名がまさに「Re:turn」。だから、タイトルを聞いたとき、実はちょっとドキッとしました(笑)。
チームの名前の由来は、高校生の頃のバスケ部のメンバーがメインだったので「当時に戻った気持ちで楽しもう」みたいな、確かそんな漢字の名前の由来だったと思います。だからこのタイトルと決まってから、忘れていた頃をふっと思い出して写真を見返したりして、勝手に思い入れのあるタイトルでもあります。
そして、あらすじにもありますが、今回は「夢」がテーマでもあったりします。自分がバスケをやっていた当時に戻った気持ちで「夢」を見直したらどうなるんだろうって思うと…。恥ずかしいのでここでは詳しく書きませんが(笑)、あながちズレていないような気もするし、今「夢」の途中だったりするかもしれないなぁとも思ったりします。でも一つだけ思うのは「夢」について考えているときは今でもワクワクする気がする。大きくても小さくても、叶っても叶わなくても、希望を与えてくれるものなのかなと思ったりしたりしています。
ダラダラ書きましたが、そんな「夢」ってなんだったっけなってなんて思いながら、是非観に来てもらえれば嬉しいなと思ったりします。
そういえば帰り道。椿さんに解けない靴紐の結び方をレクチャーする谷屋さん。なんかそのお二人の空気感がいいなと思って、個人的に好きな好きなワンショット。
さて、チケットのご予約は、いよいよ12月5日の10時から!
良い作品を観ていただけるよう、楽しんで頑張っていきます!
SHASEN × ステージタイガー #013
「Re:TURN!」
作・演出 虎本 剛
【特設サイト】
http://st-tg.net/_sp/return/
【日時】2023年
1月28日(土)19:00
1月29日(日)13:00 / 17:00
※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前。
【場所】近鉄アート館
〒545-8545 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1番地43号
あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階
【料金】 前売3,000円 当日:3,500円2022年12月5日(月)10:00より受付開始予定!
前売り販売期間:12月5日(月) 10:00 〜 1月27日(金)早期予約特典 12月18日(日) 23:59までに予約した方はブロック指定が可能!
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