人事総務を早期退職したら、正社員でなく多様な働き方&海外にも目を向ける
総合商社勤務30代後半。女性。人事総務課長。
早期退職が打診される可能性はあり!価値の高い人材となることが不可欠
弊社のビジネスは、電力発電所建設事業を行っています。
人事、総務、経理、事務以外の社員の80%はエンジニアです。
エンジニアの年齢は新卒の若手から最高年齢は73歳までいます。
経験がものを言う業界なので、年齢が上がれば上がるほど価値の高い人材となります。
最近では60歳のディレクターを高額の年収でヘッドハントしてきました。
それほど、専門知識や長年の経験のある人材が不可欠です。
一方で、中堅エンジニアのレベルはというと、ピンキリです。
優秀な人材からそうでないのもいます。
だいたい目安として45歳までに十分な成長を遂げられていて、それなりの役職にステップアップできていないと、前述した価値の高い人材になれない可能性も出てきます。
人事から言うと、この中堅エンジニアはそこそこの給与額です。
できる人材、できない人材で給与額に大差はありません。
ですので、将来的に会社のリストラクチュアリングで、早期退職の打診がある場合は、この年齢層、またはポジションでの募集は可能性があります。
人数が多い分、かなりコスト負担になっていますから。
中堅エンジニアから上に上がるのは簡単なことではありません。
中ではやる気に溢れていて、学ぶ姿勢もあり、なんとか上がろうと努力をしたり、マネージメントにアプロ―チしたりする社員もいます。
一方で、かなり努力しても運もなければ上に上がれない。
努力をしても無駄になるのであれば、現状維持で今ある仕事を続けて、年収もそこそこ、下がる事もない、と考える社員もいます。
人事目線では、後者の社員は、コストばかりがかかり、生産性が大変悪いです。
会社の意図としては後者を中心に雇用を切りたいが、公平性を持たせる為に、「早期退職」という手段を取ったとしても、本当に残ってほしい人材には裏で応募をしないように伝えることはいくらでもできます。
良い条件を出せばウィンウィンですから、問題ないです。
早期退職を打診されたら応募する!働き方や生き方なんていくらでもある
私なら応募します。悪い話ではないと思います。
会社に不満はありませんが、終身雇用や会社に対する忠誠などはあまり意識していません。
私は30代独身で、結婚や子育ては自分のライフスタイルに合わない為、それらは自分の人生には起きることではないライフプランを立てています。
従って、早期退職後、次の勤務先で給与が少し下がったとしても、収入はさほど気にしません。
退職金を受け取って、すぐに次の仕事に就くも良し。
少し休んで旅行をしてから、探すも良し。
やりたい趣味があるので、仕事と趣味を両立できるように、時間を調整できないかじっくり時間をかけて考えてもいいなと思います。
ミドル求人が増えていて、役職経験者の需要があるようです。
中間管理職での仕事を経験しましたので、次の就職もそんなに難しくないと思っています。
語学もできるし、海外勤務経験もあります。
日本での就職でなければいけないということでもないです。
私は、安定したところにずっとしがみつき、納得のできない仕事をするような、人生の時間を使いたくないと思っています。
人生の時間の投資こそ重要で、何に時間を投資するかに重きを置きたいです。
お金稼ぎは、独身が不自由なく暮らせていける程度でいいです。
次の就職先でそんなに給与が良くなくても時間が充実していればそれでいいです。
副業だっていくらでもあります。
貯金や退職金の運用も結構ワークします。
働き方や生き方なんていくらでもあるのです。
そして、いろいろ経験していた方が面白いです。
早期退職の対策は経験者の体験談を参考にする!海外の転職事情にも目を向ける
一応、早期退職した場合としなかった場合の経験者の体験談などを参考にします。
私の中では、早期退職を希望することで心は決まっていますが、人により退職して良かった、そうでなかったなどそれぞれあるでしょう。
人事総務をやっているので、会社の資産状況も今のうちに見ておきます。
海外の転職事情に目を向けます。
日本の社会は考え方もサイズも大変狭いと感じており、自分に合っていないようです。
日本を抜け出すことは私にとってさほど大したことではないです。
海外勤務においては、住みやすい環境かどうか、ビザがおりやすいか、情勢が安定していて安全かどうか、などに加え、常にグローバルな人材サイトの情報も見ておくことです。
一般企業に再就職するという選択を取る場合は、一から人材エージェントに登録し履歴書と職務経歴書を準備し、人材エージェントの面談に行き、企業面接に行くのは大変面倒なため、これからの就職活動は知り合いのつてを使いたいと思います。
現在勤めている企業はとてもインターナショナルで、シーメンス出身のドイツ人役員やスイス人役員、サムソン出身の韓国人の役員と、会社で仲良くしています。
日本の企業文化のように縦社会や本音と建て前を気にすることなく、とてもフランクに話ができます。
ベテランで人脈もある方々です。
「(どこ)の国に興味があり、その国のシーメンス社の人事ポジションを紹介してくれないか」、といったヘルプを快く聞いてくれると思います。
その為にも、現在のわたしのパフォーマンスを見てもらうことも重要だと思います。
ここで、私が有利と感じているのは、「人事」という職種です。
どの会社にも存在し、いくらでも回しが効くので転職しやすいです。
ネットビジネスやインディペンデントコントラクターの将来性に注目する
ネットビジネスやインディペンデントコントラクターの将来性に注目する。
これからは多様な働き方が出てくると思います。
1つの会社の正社員として、毎日通勤し出勤し午前9時から午後5時で働く以外で、働き方がでてくると思います。
以前より、通勤や出勤をせずにリモートで家からでも仕事ができるようにならないか疑問でした。
パソコンひとつあれば南の島ででも仕事ができるようにならないか。
オフィス以外の環境で、もっと自由で自分の時間を大事にできるようになることが私の理想です。
私の予想では、今後ネットビジネスで稼いでいける時代になるのではないかと思っています。
例えば、人事の専門知識をネット上で売るなどです。
人事コンサルタントとして、私のサービスをオンライン上で宣伝し、プロジェクト形式で仕事を引き受けるなどです。
最近日経新聞で見つけたのは、インディペンデントコントラクターという働き方です。
複数の会社と契約し、それぞれの会社の人事の仕事を少しずつ引き受ける、会社としては産休の代理でもインディペンデントコントラクターが使えます。
立上げしたばかりの会社のビジネスプランに合わせた人事制度を提案し、構築、整理し、ある程度整ったら、社員を研修し、人事業務を引き渡す、といった仕事内容です。
正社員でもなく、通勤や出勤することもなく行う、まさに自分にあった働き方だと思いました。
今後は、そのような働き方が当たり前になる時代とみていますし、自分も楽しみです。