見出し画像

少しずつの変化

今日も寒いですね・・・(><)

横浜はいい天気ですが、風が冷たいです!

さて、今日もREOの生徒さんについて、書いてみようと思います★


Fさんは小学校の時にいじめにあって、高学年の頃から学校へ行ったり行かなかったりを繰り返していました。中学へ進学してからも、最初は頑張って通っていましたが、だんだん通えなくなり、勉強面を心配した親御さんと一緒に来てくれました。

Fさんは精神的に大人びていて、周りの子とは話題が合わず、悩んでいました。「同年代の子との噛み合わない会話をするより、一人でいる方が楽で、誰とも関わりたくない。でも周りが絡んでくるのでどうしたらいいか分からない。」とよく言っています。

ニュースで報じられている日本国内の問題や世界の問題について知識があり、自分の意見を述べてくれます。時々、講師の方が教えてもらうこともあるほどです。

Fさんには全く友達がいないわけではなく、学校に2、3人の仲の良い友達がいて、他の学校にも友達がいます。今でも、放課後の時間にその子たちと遊んでいて、情報交換をしているようです。

塾に来はじめの頃は、勉強面で自信がないからか、問題を解くたびに「これで合ってますか?」とか「どうやるんでしたっけ?」とすぐに聞いてしまう癖がありました。最初はFさんの手が止まったらすぐに助け船を出し、不安にならないように心掛けました。少しでも自分で考えて答えてくれた時は褒めて、自信を持てるようにしました。

だんだん講師との人間関係が出来上がっていくにつれ、間違ってもいいんだと思えるようになったようでした。「どうするんでしたっけ」と聞く回数が徐々に減っていきました。

そのころから、苦手意識があり、アルファベットも少しあやしかった英語が楽しいと思えるようになったようでした。以前に学習した範囲について積極的に質問をしてくれたり、単語テストをやっても嫌がらなくなったり、以前のFさんとは別人のようになりました。もともと好きなことはすぐ覚えられる生徒さんだったので、どんどん英語を吸収していきました。いつの間にか大好きな科目になり、仲の良い友達に教えてあげられるほどになっています。

いまでも自分の状況や進路に不安を感じ、気持ちが落ち込んでしまうことがありますが、頑張って塾に来てくれ、自分のペースで勉強してくれています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

Fさんにとっては、自分のペースを保つこと、信頼関係を作ることが、学習意欲を高めるポイントだったのかなと思います。

ちょっとしたきっかけで、少しずつ変化が見られるものです^^


REO 大平



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?