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#9 新CPOにバリュー体現のマインドを聞いてみた【七夕物語】

この企画では、「七夕物語」と称し、クルー(弊社では従業員のことをクルーと呼びます)の思いをお届けいたします。
※本記事は、スターフェスティバル(以下、スタフェス)ぴーぷる部(人事部)がインタビュー内容を編集してお届けしております。

第9回目のお相手は、高橋さん(以下、takapyyyさん)です。

プロダクトマネジメント部 CPO 高橋慎一

語り手紹介
プロダクトマネジメント部 CPO 高橋慎一

2023年4月にスタフェスに入社。
物流の新規事業プロダクトと配送費改善プロジェクトの2つのプロジェクトリーダーを務める。
エンジニア経験と前職でのCOOとしての経営経験を活かし、未踏領域に飛び込むのが趣味。
2024年9月からCPO(Chief Product Officer)に就任。
スタフェスでの実績は15期セクシー賞Be a Leader部門受賞。
社内でのニックネームはtakapyyy(たかぴー)。



入社するまで

ー takapyyyさんは確かリファラルでの入社でしたよね

はい、リファラルで入社しました。
後先考えずに転職先が決まってない中で前職を退職したせいで、多少焦りがある状態で転職活動をはじめました。過去にPHPカンファレンス関西の実行委員長を務めたことがあり、その中で当時在籍していた複数のクルーともつながっていたため、そこを通じてカジュアル面談を実施していただきました。
そのあと私自身も「ここで働きたい」と思って面接の機会を設けていただき、無事入社いたしました。
入社前に歓迎会なのかな、顔合わせの食事会があり、その中で当時CTOのsotarokさんから「ロジ(物流)のプロジェクトリーダーをやってもらう」と伝えられて驚いたことを覚えています。
面談・面接の時点から私に対する期待値が高いことが感じ取れていたので入社前からちょうどよいプレッシャーを感じることができました。

ー 「ここで働きたい」と思った理由はどんなものがありますか

一番大きな理由は、信頼している顔見知りのエンジニアの先輩方が多く所属していたことです。
「信頼している先輩が信頼している企業」ということが、不安要素をすべて吹き飛ばしてくれるほど安心をもたらしてくれました。
なのでこれから、私を知る人が入社するときも安心してジョインしていただいてこの連鎖をつないでいけるといいな、と思っています。


入社してから今まで

ー 担当されているプロジェクトの中での役割や活動について教えてください

現在、入社前から予定されていた物流系の新規プロダクトと、2023年12月に発足した配送費改善プロジェクトの2つのプロジェクトリーダーを担っています。
物流系の新規プロダクト(以降、ロジプロダクト)は、セクシー賞を受賞したあきちゃんとこれまたセクシー賞を受賞したsoriさんと、またまたセクシー賞を受賞した私の3人構成です。チームメンバーが成長やパフォーマンスを最大限発揮できる環境を作りながら、自分自身もリードできた実感もあったのでちょっとした自慢です(笑)。

ロジプロダクトチーム内での活動についてですが、 事業設計を進めながらPMF(「Product Market Fit」の頭文字を取った言葉。製品やサービスが特定の市場において適合している状態)を取っていく活動をメインに、あきちゃん回でも触れられているようなPdM業務と教育や、営業担当者と協力し物流会社に直接ヒアリングに伺ったり、私自身もコードを書いたりと少人数チームならではの「なんでも屋さん」をやってきました。

その甲斐あってかプロジェクト発足から1年半が経とうとする今、ようやくお金を生み出せるプロダクトになってきたかな、という感触があります。もちろん、あきちゃんの急成長と「そり速」がなければこの状態になるのはもっと先になっていたと思います。チームメンバーに感謝でいっぱいです。
※現在開発中のロジプロダクトはアーリーアダプター(新しい商品やサービスが世に出たときに、早い段階で興味を持って導入してくれる方)向けのトライアルのみ提供中です。

ー 配送費改善プロジェクトではどのようなことをやっているんですか

配送費改善プロジェクトは、その名の通り配送費を改善するプロジェクトなんですが、このプロジェクトの成り立ちから簡単に話させてください。
入社式や納会など、ごちクルでは繁忙期があるんですが、この繁忙期ではお弁当の生産の課題の他に、運び手が不足することが多々あります。お弁当デリバリーを行っている競合他社もこぞって物流会社に車両台数確保の依頼を行うため、取り合いになってしまうんです。運べるだけの台数が確保できないとスタフェスの都合で注文が受けられなくなってしまうため、この課題をどうにかする必要が生じます。

そこで、COOのkoheiさんから、繁忙日にスキマバイトサービスを活用して、自転車で運んだらどうか?という相談がありました。なんで私にその話があがったのか覚えてませんが、なんかお互い「よろしく」「おっけ」くらいのノリでプロジェクトリーダーをやったような記憶があります(笑)。
このプロジェクトがどうなったか結論からいうと、検証段階でリスク・コストが想定より高くなってしまうことがわかり、1ヶ月ほどでたたむことになりました。

しかし、これをきっかけに今まで社内であまり注目されてこなかった物流のコスト構造が少し明らかになったため、配送費構造の理解を進めると同時にコスト削減の施策も行っていこうと、トントン拍子でプロジェクトが生まれ変わりました。
現在では、配送時間幅を拡大したり、ずっと見直していなかったお届けエリア設定の見直しを行ったり、様々な施策を実施しています。それぞれ施策ごとに追っていくKPIが異なる上に、効果測定が難しい分野ではあるのですが、コスト削減は利益に直結することもあり、ロジチームの協力のもと手を緩めることなくリーダーとして進めていっています。

ー なるほど。そういった経緯だったんですね
ー 入社してすぐに七夕祭の実行委員長をしていた記憶があるんですが、どういった経緯だったんですか

プロダクトチームのリーダー会で経営から「今年の七夕祭(年に一度の全社会)は、プロダクトチーム主導でやってほしい、誰かリーダーやってほしい」と話があり、そこで手を挙げました。
入社してすぐだったので当然初めて全社会に参加するんですが、イベントの主催は過去にも何度かしてきていたのでやることについてはある程度想像ついていたのもあり立候補しました。
このあと、もうちょっと詳しく話しますね。

ー ありがとうございます。


やる理由をさがせ

ー 改めて、Be a Leader賞受賞おめでとうございます。このあたりについて詳しく教えてください。

今回受賞したセクシー賞は Be a Leader賞だったんですが、どちらかというと自分自身のことを Go All Out の塊だと思っています。
(スタフェスのバリューについては こちら をご参照ください)

約5年前、「やる理由を考えよう」というテーマで 登壇 をしたことがあるのですが、このテーマこそ、私の根幹にある考え方です。この思考は、以前会社を経営していた時に、「いかにやらないか」を語る人に出会うと、「そのために給料払ってるんじゃないんだけどな…」と思ったことがきっかけで形成されました。

今は一社員としてスタフェスに従事していますが、できなかったことができるようになることに価値があると考えているので、スタフェスのバリューである「Go All Out」には入社する前から首がもげるくらい同意していました。

とは言え、Go All Out賞 でなくても、Be A Leader賞 を獲得できたことは素直にうれしいです。
Be A Leader に関しては、入社してすぐに 七夕祭(年に1度行われる、全社会議&懇親会) の実行委員長を務めたり、先述した配送費改善プロジェクトに自ら首を突っ込んだり、積極的に手を挙げてやり遂げる姿勢を評価いただいたと思っています。

約10年前、PHPカンファレンス関西の実行委員長を務めた経験があるのですが、そのときに「やりたがらない人が無理矢理やらされるより、意思がある人が手を挙げて楽しくやったほうがうまくいく」という信念を持って臨んだんです。
PHPカンファレンス関西は300人以上が動員するイベントで、正直私も経験したことがないことばかりでしたが、未経験だからと尻込みせず、知識を身に着けながら成長する自分を楽しめたことが、成功体験に繋がったのだと思います。

「やる理由を考えよう」の登壇や、PHPカンファレンスの実行委員長を務めた時の気持ちを忘れず、スタフェスでは、Go All Out賞 と Be A Leader賞 は毎年狙っていきたいと思います。
WOW!賞 に関しては、soriさんには勝てないのでお任せしています(笑)。

所属部門を飛び越えてクルーのバリュー発揮についてフィードバックし合う多面レビューでも、「takapyyyと関わるとなんでもやれるような気がする」や「挑戦してみようという気持ちになった」などの声を頂いており、社内にもいい影響を与えられているな、と実感しています。

ー どのようにして短期間でCPOになれたのでしょうか

もともと入社後すぐからYusukeさん(スタフェスでは代表のことをこう呼ぶ)にCxOを目指していることは伝えていました。
そこから1年と少しでCPOに就任できたのは、入社してから今日まで本気で走ってきたので、まだ社内で実績と呼べるようなものは残せていないながらも日々の活動を高く評価いただいているのと、今後の期待値込みのものとして受け取っています。
実力さえあれば社歴に関係なく評価する風土なんだな、と身を持って体感しました。


今後についての意気込み

ー 今後、CPOとしてどんな活動をしていく予定ですか

これまでは物流関連ばかりでごちクルの事業にはほとんど関わってこなかったのですが、CPOに就任したこともあり、ごちクル全体の解像度をあげてプロダクトファーストで事業を推進していきたいなと意気込んでいます。
最近では2つ興味があることがあって社内で一人で勝手に騒ぐことからはじめているので少し紹介します。

ひとつめは、ごちクルのサービス要素の分解を行っています。配達料金や注文方法、最低注文個数など、ごちクルにはいろんな縛りのようなものがあるんですが、それらをユーザーファーストに考えたときにどこまで緩めることができるか、その結果どうなるかを想像してよりよいごちクル体験を創出するべく思考を巡らせています。

もうひとつは、当日オペレーションのDXにも手を付けたいなと思っています。物流会社が製造パートナーさん(スタフェスと契約を結ぶ、お弁当製造側の総称)とお弁当の受け渡しをするときや喫食者さん(お弁当を召し上がる方)へお届けする際のオフラインでのタッチポイントではどうしても摩擦が起きてしまうので、そこの課題解決や注文体験・配送体験の向上を視野にいれてプロダクトを組み立てていきたいと思っています。

これらは一朝一夕でできることではないので、3年後、5年後の中食産業を見据えながら慎重に計画を立てて推進していきます。


Appendix

ー どんな人と働きたいですか

As-isでどうこうってのももちろんなんですが、To-be像を大事にしています。
そのために常に挑戦しているか、どうやったらできるかで思考してるかなど、ビジネスの突破力とでもいうんでしょうか、そういったポテンシャルのある方と一緒に荒野を整地していけるとうれしいです!

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