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【EC担当者向け】Amazon SEO 上位表示を狙うための対策とは

ネットショッピングで非常に高いシェア率を誇っているAmazon。今後も成長が期待されるECプラットフォームでは、商品数も増えて競争は激化していきます。Amazonで自社商品を認知してもらい、売り上げを上げていくために重要な「Amazon SEO対策」について詳しく解説していきます。

Amazon SEO なぜ上位表示が必要?

Amazonで商品検索結果にヒットしても、1ページ目の上位に表示されなければユーザーには閲覧されにくく、検討対象に入りません。また、約65%のユーザーは検索結果上位3位までに表示された商品しかクリックしないというデータがあります。検索結果1ページ目の上位に表示できるかどうかで売り上げを大きく左右するといわれており、SEO対策によって上位表示を狙うことが重要となってきます。

Amazon内の検索アルゴリズムは公開されていません。そのため、どういった要素がどの程度影響するのかを知ることはできませんが、表示順位を上げるために重要と思われる要素についてお話をします。

要素1:販売実績

Amazon検索結果の各商品情報に「過去1ヶ月で〇〇点以上購入されました」と記載されていることからも、商品の販売実績が検索結果順位に大きく影響を与えており、よく売れている商品ほど優先的に上位表示される傾向があります。

Amazon商品情報例(弊社販売 化粧品)

よって、Amazon大型セールへの参加やクーポン、広告の活用など、売上につながる施策に取り組んでいく事が重要となります。

要素2:カスタマーレビュー

皆さんも商品を購入する際、レビューを確認して比較・検討して購入するのではないでしょうか。カスタマーレビューの評価が高い商品は、信頼性が高いとされて購入されやすくなり、検索アルゴリズムでも優遇されて上位に表示される傾向にあります。

評価例(弊社販売 化粧品)

■「Amazon Vine」の活用

販売開始間もない商品が、多くのレビューを獲得することは容易ではありません。そんな時は、Amazonが用意しているサービス「Amazon Vine」を利用することでレビューを獲得することができます。

Amazon Vineは、Amazonにて選定されたユーザーがVineメンバーとして登録され、登録されたメンバーに商品を無料で提供し、商品のカスタマーレビューを投稿してもらうことができるレビュー獲得施策です。Amazon Vineは、出品者が誰でも参加できるわけではなく参加条件がありますが、必要な条件を満たしている出品者はこちらを活用することで、短期間で多くの商品レビューが獲得できます

要素3:購入率

商品ページに訪れたユーザーがどれだけ購入に至ったかを示すものとなります。購入率が高いとAmazon内での評価が高くなり、検索順位が上昇する傾向にあります。商品画像を魅力的な画像にして、商品説明をわかりやすくすることで、購入率を高めることができます。

■「A+コンテンツ」の活用

商品詳細ページを充実させるために、Amazon商品紹介コンテンツである「A+(エープラス)コンテンツ」を利用すれば、テンプレートを選択して商品情報ページに画像やテキストを追加することができます。画像を交えて商品の魅力を訴求したり、比較表やQ&Aなどのコンテンツも追加したりすることで他商品との差別化につながり、購入率の向上が期待できます。

A+コンテンツとは、条件を満たせば無料で使えるコンテンツとなります。販売している商品詳細ページに画像やテキストなどの追加情報を入れることができるため、情報量を増やして商品の魅力をしっかり伝えることができます。

要素4:キーワード対策

商品名・商品説明文・検索キーワードに、適切なキーワードを盛り込むことが大切です。商品との関連性からキーワード選定しましょう。

■キーワード選定①:「Amazonサジェスト」の活用

ユーザーが商品を検索する際に、入力したキーワードと関連するキーワード候補が自動的に表示される機能です。ユーザーがよく検索する需要の高いキーワードを知ることができるため、この検索数の多いキーワードを基に、Amazon SEOで対策していくべきキーワードを選定していくことができます。

Amazonサジェスト例

■キーワード選定➁:Amazon用のリサーチツールの活用

検索数がとても多いキーワードを設定してしまうと競合商品が多くなり、逆に少なすぎると母数が少ないので購入数が見込めません。検索数等を調べる分析ツールを用いて、キーワードを選定する方法もおすすめです。

キーワード分析おすすめツール
SellerSprite(セラースプライト)
https://www.sellersprite.com/
無料プランもありますがデータダウンロードができません。有料版(複数の料金プランあり)もおすすめです。

SellerSpriteの料金プランの一例と、主な機能についてご紹介します。

スタンダード会員の場合:$98/月単位プラン、$980/年単位プラン(2024年8月時点)

画像出典:SellerSprite公式サイト

☆キーワードマイニング
キーワードを入力すると「月間検索数」がわかります。有料版では、検索キーワードがExcel一覧で表示されるので、検索数でソートなど自分用に変更することができます。また、調べたいタイミングのキーワード順位が調べられるので、一年後・二年後…とキーワード順位の変化を見ることができます。

☆キーワード逆引きリサーチ
ASINを入力すると、その商品がどんなキーワードで検索されているかがわかるとても便利な機能です。自社商品だけでなく、競合商品のキーワードも調べることができます。

■選定キーワードは効果的に盛り込む

選定したキーワードは、「商品タイトル」「商品説明文」「検索キーワード」へ自然な文章でバランスよく入れていきましょう。商品説明文を考える際、キーワードを適度に盛り込みながら、読みやすい文章を作成することを意識すると自然な文章に仕上がります。

Amazon検索結果は、上から「スポンサーブランド広告」「スポンサープロダクト広告」「自然検索」表示となっています。広告で上位表示して購入数を高めると自然検索でも上位に上がってくるという相乗効果も期待できるため、広告の利用もご検討ください。

今回ご紹介した4つの要素以外にも、Anazon SEO対策としては「在庫切れを無くす」「FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用する」などもありますが、できることから行っていきましょう。

Amazon広告については、こちらの記事もチェック!
▼Amzonスポンサー広告の種類や特徴ならこちら

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