「ビジネス法務」で底辺から上半分に一気にジャンプするルート
はじめに
こんにちは。STAです。法務については全くの門外漢ですが、振り返りますと様々な学習してきました。結論はこの2つで法務弱者の底辺ビジネスマン(以前の私を含む)が一瞬で上半分(上位50%)にジャンプできます。
●「ビジネス実務法務検定(ビジ法)2級」の高得点合格
●「伊藤真の会社法入門」の読破
これだけです。
ビジ法2級
法務関係で資格取得してきたのは以下ぐらいです。③は業界資格。①も法律関係の資格の登竜門とは言われますが、ほぼ不動産業界資格ですね。②のビジ法2級のコスパ・タイパが断トツです。
①宅建
②ビジネス実務法務2級
③内部管理責任者、証券外務員Ⅰ種(証券業界資格)
ビジネスに関連する法律は数多あり、関連する資格も数多ありますが、ビジ法2級は、対象とする法律のチョイスが絶妙で、またその中でチョイスされる論点も絶妙、掘り下げる程度も深すぎず浅すぎず、絶妙。
私がビジ法を受けようとしたのは、サードパーティー(外部委託先)の管理を担当することになった時です。多様な外部委託先に関係する法律の知識が必要になり、ビジ法が良さそうと取り組んだのですが、これが大正解。
ただ3級では足りないと思い、3級→2級と勉強して、2級を受験。たしか当時98点で合格しました。2級を完璧にマスターできれば、非法務部門であれば、困ることはほとんどなくなると思います。
なお、これは個人的な見解ですが、公式テキストは非常に読みにくく、取り組みにくいです。当時はTACを愛用していましたので、TACの講座を取りましたがポイントが整理されており、学習を効率的に進めることができました。
あとビジ法の1級は特段おすすめしません。2級を取ったので、その勢いで1級もと思い、TACの講座を取ったのですが、イマイチでした。恐らく対策が立てにくいのでしょう。タイパが悪いと判断し私は止めました。
その他、①宅建は不動産業界は必須ですね。妻が不動産会社で、宅建も持っていますが、やはり役に立つといいます。不動産業界以外の方(自分も含む)にはかなり微妙で、正直、役に立ったことはないです。
③は証券業界で勤める方、特に転職した方に対しては、早期に取組み取得されることをお勧めします。業界特有の規制体系をかなり網羅的に学習することができ、タイパ・コスパ、メリットが大きいです。
伊藤真の「会社法入門」
司法試験業界のレジェンド、伊藤真先生のシリーズ、ロングセラーですね。私の時は「商法入門」でした。会社の法務部門の同期から借りて読んだのですが、衝撃的に面白く分かりやすく、自分で買いなおしたくらいです。
企業財務に関する部門にいて財務的なことには自信があり、企業法務的な部分も補完したかったのですが、商法の本は、超ビギナー向けの物足りない本か、超難解な専門書の2つに分かれ、なかなかレベルが合いませんでした。
この本は「第一部・会社法」と「第二部・商法総則・商行為」に分かれており、皆さまのご関心次第だとは思いますが、「第一部」をメインに短時間で何周も回して頂くと会社法の概要がすっきりと理解できるかと思います。
「ビジ法2級」でビジネス関連の法律を広く、適度に浅く学習し、その上でビジネスマンとしての必須の法律である会社法については、この本で最低限の補強をする、というのがタイパ・コスパ観点でおすすめです。
さいごに
法務の分野は完全な門外漢ですが、この2つ「ビジ法2級」と「伊藤真の会社法(商法)入門」には比較的初期に出会うことができ、かなりラッキーだったと思います。
法務が専門の方からすると、本当に入門の入門くらいのレベルだと思いますが、門外漢で法務コンプレックスのある方がいらっしゃれば、だまされたと思って是非試して頂ければと思います。
ビジ法はいまでは自宅やテストセンターで受験できるようですし、「伊藤真の会社法(商法)入門」もKindle Unlimitedでも読めるようですね。便利になりました。
がっつりと取り組めば、1か月程度で結果が目に見え、弱みが、強みとは言わないまでも、大きく改善できると思います。少しでもご参考になれば幸いです。
STA
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