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東京のとある小さなアンティーク家具店より。

さて少し久しぶりになってしまいましたが…
夫婦でやっているアンティーク家具店 ストップジアラームと申します。あっという間に、お店から持って帰ってきた植物たちが芽吹いてきて、風の気持ち良い季節ですね。

ここ最近やっていたこと

c.1930s アンティークのvanity
from USA

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せっかくなので、ビフォーアフター画像で。引き出しの中のスベりや鏡の角度調整機構の調整と、取っ手の取付で完成です。取っ手は、オークの木と金属でできたヴィンテージのもの。元々ついていたレトロポップなものよりも上品でオーセンティックな雰囲気となりました。前回の記事からの続きです。

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引き出しのなかも全部研ぎ直していますので安心してお使い頂けます。
また、鏡は角度が調整できるので距離にもよってはボトムスまで映しておでかけチェックができますね。

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とこんな感じで終了して店頭に。とっても可愛らしいヴァニティです!HPにも詳細をアップしておりますのでぜひご覧くださいませ。


ウォルナットのバタフライテーブル
〜1920s、from French

前回の記事にに引き続き、こちらはまず天板と脚を分解して、グラつき直しを終えてから剥離をはじめました。

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右側が脚の剥離が終わったところ。細かいところの剥離はタイヘンです…

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剥離のあとは、取り切れなかった汚れや塗料を落としていきます。この作業は、サンディング前ですが木目に沿ってやることによって木肌の目が整う準備も兼ね備えています。

そして天板ですが、剥離してみてわかったのが、一枚だけ色が微妙に違うこと..

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このままクリアの塗装予定でしたが、悩みに悩んだ末この部分だけ色を付けることにしました。

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↑一回シーラーのち。このあと、丁寧にマスキングをしてその部分だけ色を混ぜたシーラーを。

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写真では少し濃い目ですがこのあとムラが出ないよう研いで落ち着かせたのち、全体にクリアの塗膜を被せました。

そんなこんなでだいぶまた時間がかかってしまいましたが…完成です!

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バタフライテーブルとしての今までの使われ方にもよって、もともと4枚の木の色に差異があったので、全体としてきちんと収まったかとおもいます。

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両方開いた時 1375 mm/片側開いた時 1015 mm/両方閉じた時 645 mm
D1060/H725 mm

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てな感じでとってもいいサイズでいいなワタクシも欲しいな!という!

↓普段は片側だけ壁につけても良いかもしれません。来客があれば広げて、大きく使えます。

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こちらもHPにアップして店頭にディスプレイ完了です。

ちなみにですが…
上でも合わせていますが、前々回の記事でご紹介したFrenchのチェアと..

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すごくぴったり!ですので店頭で合わせるのを密かに楽しみにしておりましたが...椅子の方は有り難いことにご予約を頂きました。革をどう張るか悩んでいましたが、お客様ご指定の生地張りです。こちらもまた、完成したら掲載したいと思います。

椅子に関してはこちらが選んだ生地を発注するまえにご予約して頂けるとちょっとお得ですね…?偶然見つけていただいて良かったです。もちろん既に店頭に並べている椅子たちもご希望によってお好きな生地で張り替えをいたします。


修復のご依頼
当店では、永くこれからも使っていきたい家具については応相談で詳細をお伺いして修復のみもお受けしています。現在は感染拡大防止のために、ご依頼品のある場所や環境によって順番が前後していますことをご理解頂けますようお願い申し上げます。

そんな中で..とっても素敵な美容室で使われていたこちら

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アルネ・ホブマン・オルセン アームチェア

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主に1950〜60年代に活躍したデンマークのデザイナー。
個人的にはアメリカのイージーチェアのようなハートも感じられ、素敵な椅子ですね!美容師さんいわく髪もとても切りやすいそうです。特徴的なアームの弧。そして背もたれを支える部分が真鍮のパイプになっているところも良きです!

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今回は張り替えと木部洗浄再塗装をご依頼頂きました。

木部は1日がかりで目に沿いながら洗浄をかけて、(悔しいことに本体側の洗浄研ぎ後の写真を撮り忘れました....泣

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全体を研いだ後に丁寧にオイルで仕上げました。

アフター↓

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座面はお客様のご希望でビニールレザーです。
耐アルコール、次亜塩素酸使用可能で、昨今の状況にも対応したものをご選択されました。

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普段とは違う国の古いモノで勉強することも多く、そしてなによりその美容室で使ってらっしゃるヘアオイルのかおりが充満する作業場..でたのしく修復させて頂きました。この度は、ありがとうございました!


新型コロナウイルスとお店

緊急事態宣言の延長を受けて、引き続き実店舗は臨時休業となりました。
自宅でいかに過ごすのかというのが日頃皆さんが考えることかと思いますので、繁忙期であったはずの3月後半からずっとお店を閉めていることは悔しく、また不安がないとは決して言えません。
HPからのお問合せは受け付けていますが、アンティーク・ヴィンテージという特性上やはり生で見て気に入って頂けることが私達も一番安心です。

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5月の前半、延長宣言の前にはお店のなか全てを掃除して商品も拭き上げておりましたが…次に開店出来る時にさらにお店が充実するように!前向きに作業を続けていきたいと思います。



最近の作業中は、普段の営業中には聞けないラジオや音楽が小さな楽しみのひとつだったりします。
そこでおすすめの音楽をひとつ。

私たちと同世代の方たち、彼らにとっては本当に唄うことが生きることなんだと感じます。常日頃から、音楽に助けられっぱなしの私たちです。

好きな音楽はジャンルや国を問わずたくさんあるのでこうやって今後も紹介していきたいですね。

Instagramもよければ是非に〜。店頭に上がる前のモノはストーリーズで紹介しています。
https://www.instagram.com/stopthealarm/


ではでは..ここまで読んで頂きありがとうございました!


よろしくお願いします。