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はじめまして

東京にあるアンティーク家具店 STOP THE ALARMと申します。

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今日はお店が始まってから半年の日です。

書きたいことはたくさんあるのですがなかなかまとまらず..
家具の修復についてからぽつぽつとはじめてみます!


当店は、夫婦ふたりでやっているアンティークやヴィンテージの家具を扱うお店です。

お店の主なテーマ
椅子やテーブル・家具etc...相応の修復を施して、また良いモノが永く残っていけるように世に送り出すということでしょうか。

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いまはもう2020年ですから、例えば私たちが特に好きな1940年代までのモノは若くとも80歳以上になるんですね。
ここまでなんとか生き残ってきた古き良きモノを、海を渡ったり時代を越えたりで連れて帰ってきて、やはりキシミや汚らしさのあるそのままでは送り出せません。


気持ちよく使っていただけるように、またはいつか再び修理するときに困ることもないように..などを念頭に、それぞれの現状を考えながらの修復作業を行なっています。


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↑一例に..オークの1920年代チェストです。左がbefore,右が剥離と下地調整まで進んだ状態です。

そして....完成はこちら↓

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こちらはあえて着色はせず塗膜をかけたのできれいな飴色に仕上がりました。普段はトラディショナルに木の色に合わせて着色してから仕上げることがほとんどですが、こちらはパッと見たときからこんなイメージに仕上げたいと思っていました。

そして古いものでも気持ちよく使ってもらえることが大事なので、極力抽斗のなかもキレイにします。


修復の工程についてはまさにケースバイケースですが、古い接着剤の除去・研磨や洗浄など下地調整の地味〜〜な作業を数多く経て完成となります。
デザイナーズヴィンテージとは違い、全く同じ製品を買い付けられることはそうそうないので、毎回考察や仕上げ工程を考えるのにも結構時間がかかります。

でも...くたびれた姿から、自分たちの想像以上にシャキっと蘇るのはとてもうれしく、それが選んでいただけた時はまさにお嫁入りだなあと思えるのです。


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↑最近仕上がったばかりのアームチェア。W.H.Gunlockeという1902年に創業したメーカーで、キャスターは雰囲気にあう形の現行のものに交換。ヴィンテージの良さと実用性を両立したいい仕上がりとなりました。



あとは..
お店で扱うモノたちのジャンルというか、雰囲気というか...についてです。(音楽でも何系が好きなの?と問われるとなんと申せばいいか中々わからないのですが...)

特に好んで選んでくるのはやはり1920年代から1940年代のものアメリカのものでしょうか。
ヨーロッパから伝わってきたデザインのディテールはありつつ、でも細やかすぎて重くなるのではなく 、
現代の住宅にも存在感ありつつなんとか馴染んでくれるような..(サイズ感も含めて)
ピリっと使ってほしい家具たちというイメージで買い付けてきています。

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↑こちらはシノワズリ的なイメージもあるサイドテーブル。


人と同じではなく とっておきになる
そんな空間づくりに一役買えればいいなと....!

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↑背面まできれいに突板があしらわれたマホガニーのデスク。

もちろん古いモノの良さは見た目だけではなく
つくりや素材にもあるのですが。その話もまた追々。

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↑過去の販売品ですが折り畳める優秀なチェアです!FERGUSON BROTHERS社、1940年代。


ちなみに今回は初回買い付けだったこともあり、ミッドセンチュリー的なモノもご縁があったものは連れて帰ってきています。

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※↑追記、売約となりました

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ここまで書くのに随分時間がかかってしまいましたが!お店に興味を持っていただけければとても嬉しいです。今後もこのnoteでは、アンティーク家具修復のあれこれや、地味な作業からちょっと変わった他に見ないものなど..個人的私見も交えつつ綴りたいと思います。


なかなか、ぜひご来店くださいと言える状況ではありませんが..世田谷区の店舗は通常営業中ですので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りいただければと思います。



https://www.instagram.com/stopthealarm/ 

Instagramもよければぜひに〜。


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