在宅医療を支える職種って?
皆さん、いかがお過ごしですか。
言語聴覚士(ST)の八田です。
毎日ご利用者さんのお家に訪問し、
リハビリを行っています。
今日は私が普段一緒にお仕事をする
色々な職種の皆さんをご紹介します。
キーマンは誰か
個人的な意見になりますが、
在宅医療におけるキーマンはズバリ
「主治医」「ケアマネージャー」
だと思います。
私が「それぞれの専門性を持ち寄り
うまく関われているな。」と感じる
ご利用者さんは、土台となる先生、
ケアマネさんが熱い方が多いです。
皆さんをご紹介します
書ける範囲のエピソードを載せます。
① 在宅医・病院医師
在宅医の先生です。
誤嚥性肺炎のリスクが高い方への
直接訓練に対して、私に次のように
言われました。
「肺炎になったら僕が責任取るから、
しっかり食べる練習して下さい。」
先生にこうお声かけいただき、
ガチガチだった自分の気持ちが、
吹っ切れた瞬間でした。
その言葉のお陰で変な肩の力が抜け
落ち着いて嚥下訓練出来ています。
1年以上肺炎全く起こされていません。
次なるステップに進めるように
嚥下訓練継続していきます。
②ケアマネジャー
(介護支援専門員:CM)
介護が必要になった場合に要介護者や
家族からの相談を受け、ケアプランの
作成や、介護サービス事業者との調整
などを行って下さります。
あるケアマネさんから、新規の
ご利用者さんの依頼が来て、
次のように言われました。
「リハビリ成果がご本人にわかるよう
“見える化“して欲しいんです。」
なるほどな、と思いました。
これってとっても大事ですよね。
でも、この時「STのリハビリを
“見える化“するっていっても、一体
何をどうしたらいいんだろうな。」
とも思いました。
結構悩みながら、じっくり考えました。
今はいくつかアイディアも増えました。
例えば、PTであれば、
「手引きで◯歩でカーテンまで行く」
ST の私は、介入当初の目標は、
(咀嚼ガムを使って)
「噛むことを楽しむ!」としました。
ガムをガーゼで包み咀嚼するので、
単調にならないよう、私の巧みな
トークで楽しく出来るように意識
しました(笑)
噛む力で色変わるため、御本人の
モチベーションアップも出来ました。
初めは色で力を見える化した、と
いう具合です。
形のある物が食べられるように
引き続きリハビリを継続します。
わ~!!
エピソード思った以上に沢山あり、
書ききれない事が判明しました!
また次の機会に書きたいと思います。
他にもたくさんの職種の関わり
があります
③ 看護師・保健師
④薬剤師
⑤歯科医師・歯科衛生士
⑥管理栄養士
⑦理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)
⑧介護福祉士・ヘルパー・訪問入浴
⑨ メディカルソーシャルワーカー(MSW)
⑩ 地域包括支援センター
おわりに
私は訪問で様々な職種の皆さんと
働いています。
それぞれの力を集結させることで、
ご利用者さんの暮らしがしやすく
なる事が毎日とても嬉しいです。
訪問のSTの仕事も
自分に合っているな、と思います。
また訪問での言語聴覚士の実際に
ついて書きますね。
それでは、また。