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Magic Leap2 MRTK セットアップ方法

はじめに

この記事は、Magic Leap2 Advent Calendar 2022 の20日目です。
Magic Leap2 版の MRTKのセットアップ方法について説明します。


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Magic Leap2 の MRTK

以下の機能がリリースされていますが、Hand Tracking と Voice Commands はプレリリース版なため、動作は不安定です。

Controller

Eye Tracking

Hand Tracking

Voice Commands


開発環境 / 動作環境

Unity Editor 2022.2.0b8.3023
Magic Leap SDK 1.1.0-dev2
Magic Leap Unity Package 1.2.0
Magic Leap XR Plugin 7.0.0.pre.1
MRTK Foundations v2.8.3
MRTK Examples v2.8.3
Magic Leap Unity MRTK Package 1.2.0 Version 1.0
Magic Leap2 OS 1.1.0-dev2 (B3E.221117.04-R.028)


プロジェクトの設定

Player Setting

Project Settings > Player > Windows, Mac, Linux タブ > Active Input Handling Bothに変更します。


Text Mesh Pro Essential Resources の インポート

Window > TextMeshPro > Import TMP Essential Resources を選択してTMP Essential Resourcesをインポートします。


Preferences

Preferences > General > Script Changes While Playing を Stop Playing and Recompile または Recompile and Continue Playing を設定します。


Universal RP の インポート

Package Manager から UnityリポジトリにあるUniversal RPをインポートします。


Universal Render Pipeline Asset の 設定

Project Settings > Project > Graphics > Scriptable Render Pipeline Settings >  Universal Render Pipeline Asset を設定します。


Custom Main Manifest の設定

Project Settings > Project > Player > Androidタブ > Build > Custom Main Manifest にチェックを入れます。


MRTK パッケージのインポート

MRTKのダウンロード

Github の MixedRealityToolkit-Unity から MRTK Foundation と MRTK Examplesをインポートします。


MRTK Foundation の インポート

全てNextとApplyのボタンを押して進めます。

最後、Doneを押すとインポート完了となります。


MRTK Examples インポート

ダウンロードしたMRTK Examplesをインポートします。


Upgrade MRTK Standard Shader for Universal Render Pipeline

トップメニューから、Mixed Reality > Toolkit > Utilities > Upgrade MRTK Standard Shader for Universal Render Pipelineを選択します。ダイアログが表示した場合、OKボタンをクリックします。


MRTKのシェーダーを修正

現在の状態でビルドを実施するとエラーが発生します。
Assets\MRTK\StandardAssets\Shaders\MixedRealityStandard.shaderを修正します。

775行目
以下のように変更します。

            fixed4 frag(v2f i, bool facing : SV_IsFrontFace) : SV_Target


956行目

以下のように変更します。

                worldNormal = normalize(worldNormal) * (facing ? 1.0 : -1.0);

959行目

以下のように変更します。

                worldNormal = normalize(i.worldNormal) * (facing ? 1.0 : -1.0);

Magic Leap Unity MRTK Package 1.2.0 Version 1.0 のインポート

ML Hub の Package Manager から Unity MRTKを開き、Open FolderをクリックしてMagic Leap Unity MRTKパッケージを見つけてください。(事前にダウンロードをしている必要があります。)このパッケージをインポートします。

インポートするとAssets配下にMRTK-Magic Leap 2 のフォルダが作成され、Samples内にはMRTKのサンプルシーンがあります。これらのシーンを含めてビルドを実施します。


実行

ハンドトラッキング+コントローラ、ハンドトラッキング、空間認識、音声コマンド、アイトラッキング、コントローラのデモが体験できます。



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