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十八番

カラオケにて、和のボカロメドレー。


和:あー、気持ちいい♪


好きな曲を歌いまくって気分上々↑↑な和。


和:大丈夫?ついて来れてる?笑


○○:まぁ曲はあんまわかんないけど、なぎの歌ならいくらでも聴けるよ。笑


和:いやん♡


てれっとしちゃう和。


和:ん!○○も歌って♡


そう言って○○にマイクを押し付けると


○○:なぎのあとに歌うのハードル高いなー。笑


なんて言いつつ、選曲。


○○:何にしよっかな…。


和:十八番!♡


○○:…じゃあこれにしよ。


選んだのは、ゴスペラーズの「ひとり」。


和:(へー…なんか意外。)


あえてのラブソングの選曲に、○○を見つめながら聴き入る和。


和:(…ハードル高いとか言ってたくせにめっちゃ上手いし。)


画面に表示される歌詞を見ながら歌う○○を見つめていると


和:(…あっ。)


チラッと和の方を見た○○とぱちっと目が合い
和:…///


目が笑っているように見え、ドキッとする和。


そのまま、歌いきって


○○:おっ、93点だって。


和:ふふ、すごいじゃん。


○○:なぎがガン見してこなきゃもっと点取れたのにな。笑


和:えっ、関係ある?笑


○○:あるよ、なんか緊張したし。笑


和:ふ〜ん♡


○○を見ながらにこにこと笑う和。


和:てかさぁ、歌聴いてて思ったんだけど、


○○:ん?


和:○○、私にあんまり愛してるって言ってくれてない。


○○:えっ…?


思わぬ指摘に


○○:まぁ…だからこの曲にしたっていうか…


和:えっ?


○○:ぶっちゃけ、十八番じゃないし…


和:えっ?そうなの?


○○:なぎ歌好きだし、カラオケ行くことがあったらこれ歌おって思ってただけ。笑


そう言って、和の隣に座って


○○:なぎのこと…ほんとに愛してるからな。


和:…急に言うなし。


照れたように、ぷいっと視線を逸らし


和:…そんなこと言って、今まで付き合ってた子にもそういうこと言ってるんでしょ。


ちょっと意地悪なことを言ってみると


○○:いやいや、俺彼女とカラオケ来たのなぎが初めてだから。


和:そうなの?


○○:うん。だから正直ちょっと緊張した。笑


和:へへ…○○の初めて奪っちゃったってこと?♡///


○○:言い方。笑


苦笑いの○○に


和:ね、何か一緒に歌えるやつ歌おーよ!


○○:おっ、いいな。


その後も、仲良くハーモニーを響かせる2人でした。