なぎの手料理
休憩時間中…
和:ねーえ?
○○:?
和:今夜…何か食べたいもの、ある?
○○:えっ…?
これはおそらく、夕飯のリクエストを求める和。
和:今日も残業で帰るの遅くなるんでしょ?
○○:まぁ…たぶんなぁ。
和:…○○の好きなもの作って待ってる♡
○○:えっ…!
ついつい、嬉しさが滲み出てしまう○○。
○○:なんだろな…肉?
和:ざっくりしてんなぁ。笑
そう言って笑いつつ
和:まぁいいや。楽しみにしてて♪
○○:うん…ありがとう。
○○:…あ、だからって仕事はちゃんとやって帰れよ?それとこれとは話は別だからな?
和:…わかってるわ。笑
――――――――――
案の定、今日も大残業を経て帰宅。
○○:ただい…うわっ。
扉を開けた途端に漂う、食欲を誘ういいにおい。
和:あ、おかえり♡
キッチンには、エプロン姿の和。
○○:ただいま…。
○○:(やばい、めっちゃくちゃ可愛いな。)
思わず、見惚れていると
和:へへ…なんか、照れるね。笑///
そう言ってはにかむ和に
○○:(あー…///)
なんだか幸福感に満たされる○○。
デレそうになるのを隠しつつ、調理しているところを覗くと
○○:…からあげ?
和:正解っ♪好き?
○○:めちゃくちゃ好き。
和:よかった♡
嬉しそうな和。すると
和:…私とからあげどっちが好き?笑
○○:はぁ?笑
和:いいから答えて。
○○:…からあげかな?笑
冗談めかして答えると
和:…デュクシッ!💢💢
思いっきりなぎぱんち!
○○:いってぇな。笑
和:もう1回聞くね?どっちが好き?
○○:…なぎさんです。
和:ふふ、よろしい♡
たまに見せるお茶目な一面にも、きゅんとくる○○でした。
――――――――――
本日の夕飯は…からあげ、サラダ、お味噌汁。
○○:いただきます。
和:召し上がれ♡
まずはからあげから…ぱくり。
○○:あっ…!めちゃくちゃ美味い!
和:ふふ、ほんと?♡
○○:ほんと。マジで今まで食ったからあげの中で1番かも。
和:え〜?///
褒められて満更でもなさそうな和。
○○:ほんとに、なぎの味付けすげー好みかも。
和:へへ…///
もちろんサラダも、お味噌汁も。
○○:はぁ…。
感傷に浸るように、息を吐く○○。
和:どしたの。笑
○○:いやぁ、ここのとこコンビニ弁当ばっかだったからなぁ…なぎの手料理がめちゃくちゃ染みてる。笑
和:もう…忙しいのはわかるけど、栄養バランスとかちゃんと考えなきゃだめだよ?
○○:あはは、母さんかよ。笑
和:ほんとに言ってんの。○○には健康で居てほしいもん。
○○:…それで言うならさ、ここまで禁煙が続いてるの褒めてよ。笑
和:全然吸ってないの?
○○:当然!
和:ふふっ、えらいでちゅね〜♡
○○:…なんかムカつくな。笑
和:えー?せっかく褒めてやったのに♡
○○:はいはいそりゃどうも。
和:もっと気持ち込めろや。笑
――――――――――
寒い夜、今夜はお泊まり。
和:…。ジー
ベッドの中、じーっと○○を見つめる和。
○○:…見すぎ。笑
和:いいじゃん、見たいんだもん。
身を寄せて、ぺとっとくっつき
和:ん………💓
そのまま、どちらかともなく‥キスをして
○○:…なぎ。
和:○○っ…///
今夜はちょっぴり、夜更かしをしちゃう2人でした。