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プログラマー寄りのエンジニア。 政治思想や哲学を勉強中。 最近だと民主主義や情報化につ…

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プログラマー寄りのエンジニア。 政治思想や哲学を勉強中。 最近だと民主主義や情報化について興味があります。 そのあたりについて書いたものを投稿していこうかと思っています。

最近の記事

「アメリカのデモクラシー」から見える現代アメリカの民主主義の課題、それと民主主義の行末について

はじめにアメリカの政治状況は不安定さを増しているように見える。 2017年のトランプの当選がまず思い浮かぶだろう。当選するとは多くの人が思っていなかったにも関わらず当選してしまったこともそうだが、その奔放な発言や政策のために多くの人が振り回された。また、対立を煽って意見を異にする人を説得しようとせず、挙げ句の果てに暴力を容認するようなことまで述べてしまう。間違いなく今までいなかったタイプの大統領だったが、何よりもこういった人を支持する人々が相当数いるということに多くの人が

    • これからのあるべき技術の姿について

      はじめに技術の進歩は目覚ましく、日々新しい話題を提供するのに事欠かない昨今ではあるが、果たしてそれが”人の進歩”と呼べるものかどうか、人間の生活をより良いものに本当にしているのかどうか?について、私は疑問に思っている。 確かに、技術進歩によって新しいことはできるようになっているが、果たして、過去から問題となっているものや、過去において将来解決されるだろうことが期待されたことが、今日解決されているのだろうか? 決してそれは十分ではないし、むしろ同じ問題が繰り返されているので

      • Facebookから見えるSNSの問題点

        「アンチソーシャルメディア Facebookはいかにして「人をつなぐ」メディアから「分断する」メディアになったか」を読んだので、そのまとめと感想をまとめてみた。 最初に まず、なかなか刺激的なタイトルの本書であるが、作者は「グーグル化の見えざる代償」(2012年)を著述したシヴァ・ヴァイディアナサンという人で、この本では、日常生活にはもはや欠かせない「検索」において、Googleに頼らざるを得ない現状に対して警告を発していた。 今回紹介する本では、これまた現代の生活に欠

        • アメリカの民主主義に関わる本の紹介と、現状について思うこと

          ※他所で書いたのをお試し投稿(昨年の中頃に著述) アメリカの民主主義の現状を知りたくて、いくつか本を読んでいたので、その話をチマチマと。 読んだ本のリストと内容の簡単な紹介 日本人著者 ・記者、ラストベルトに住む トランプ王国、冷めぬ熱狂(トランプ王国1) ・トランプ王国2 ・トランプのアメリカ アメリカ人著者 ・ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち ・FEAR 恐怖の男 ・RAGE 怒り トランプ王国1, 2 この本は、朝日新聞海外記者の方

        「アメリカのデモクラシー」から見える現代アメリカの民主主義の課題、それと民主主義の行末について

          移民問題から見える、自由と必要性のバランスと、問題に向き合うことについて

          ※他所で書いた内容をお試し投稿。 最近よく考えるのだけど、先進諸国といわれる国において、個々人の自由意志の時代から必要性の時代に移り変わってきたのではないかと思う。 もうちょっと正確に言えば、自由意志を振りかざすあまり必要性の問題を見ないようにしていたつけが回ってきた、ということになるか。 ※特に少子高齢化問題を考えるうち、そのように思うようになった。 当たり前だが、社会は誰かが子供を産んで誰かが育てないと成り立たない。 昔はそうするのが当たり前でそれを求められもしたけど

          移民問題から見える、自由と必要性のバランスと、問題に向き合うことについて