25年後のわたし

わたしは、せっかちだ。

ケトルのお湯は沸くまえに止めてしまうし、車のスライドドアは下りながら閉める。（何度も挟まれかけるけど懲りない）

何かしていないと勿体なくて、いつもせわしない。
急ぎすぎて家の中で足の指を骨折したこともある。

もちろん、エレベーターは乗った瞬間「閉」を長押ししながら目的階を押す。

そんなわたしの母は、さらに輪をかけたようにせっかちだ。

移動は基本的に階段
エスカレーターは遅くてもどかしいし、エレベーターは待てない

LINEは即レス
基本1分以内なので仕事中以外で10分返事がないと逆に心配になる

「これいいよ」と紹介したらその場で即ポチ
もうちょっと比較検討してもいいと思うけど・・・

買い物ではカートを押さない
小回りが利かないから絶対重くてもカート片手に早歩き

急ぎすぎてリビングで足の指を骨折
母もばっちり経験済み

最近さらにせっかち度合いが増している気がして、少し心配になる。

ふと、以前読んだ本を思い出した。
それがこちら。

日本人の9割が知らない遺伝の真実 (SB新書)

書籍にはこんな一節が。

人間は年齢を重ねて様々な環境に晒されるうちに、遺伝的な素質が引き出されて本来の自分自身になっていく。

日本人の9割が知らない遺伝の真実より引用

年齢とともに遺伝子が色濃く出る――。

心当たりがありすぎる。

母の姿はわたしの25年後の姿かもしれない。