わからない日記 5/16-5/22 2022
16日(月)
昔一緒に仕事してた人と少し話して、デレデレしてるのが自分でもわかって恥ずかしかった。あまり認めたくないが出社して色んな人と話すことで気が紛れている。何から?
早く上がったのに中央線が遅延しており駅は人でごった返していた。丘の上の街灯を隠すように伸びた葉が風で揺れて影が大きく動く。妙に不穏で、どこか現実ではないような心地になる。
17日(火)
慕ってる先輩の横の座席でめちゃくちゃ尻尾振ってた。尻尾振ってるっていうか、精神的にもたれかかる寸前である…あかん… しかし人に甘えたい。頭ぐりぐりしたい。そこに居てくれるだけでいい、なんて思ってしまうくらい。そんな関係をいつか誰かと築けるのだろうか?でもそれってやっぱり恋人とか夫婦とかなんだろうな
いざ目の前で(その場にいない人に向けられた)差別的な発言をされても、咄嗟には反応できないものだと知る。数秒後に戸惑いが訪れ、僅差で発生した怒りが物凄い勢いで追い抜いていった。
もしもわたしが魔女だったら振り返って呪文を放っていたくらいの怒りである。無論出来ないのでただ怒りに任せて歩いていると自席に戻りながら何度か転びそうになった。それくらいエネルギーを外に出さないとやりきれなかった。もし次似た場面に遭遇したら、なんと返すのが正解だろうか。「本気で言ってますか?」とか?
空気を凍りつかせたいわけじゃないから難しい。ただ、気付いてくれる可能性が少しでもあるならどうにか伝えたい。
個人をろくに見ようともせず、属性でわかった気になるのはその方が手間がないからなのかな。これはブーメランでもある。
上の件で、異国から来ている人の力になりたいという気持ちに恐らくなったのだろう。駅前でバインミーを買って帰った。檸檬堂のノンアルは甘い。
視座と視点の違いを調べた。
髪を乾かしながら午前0時の森を見る。唯一毎週TVを付けて見る番組。若林さんと水卜アナのコンビがとても好きだ。水卜アナはカジュアルな衣装でメイクも朝の番組とは結構違う気がする。肌が白いからかピンクのアイシャドウが映えていて素敵。
18日(水)
朝の情報番組で米津玄師のインタビューをやっていて、M八七を聴きながら出社。
「君が望むならそれは強く応えてくれるのだ」
仕事はクタクタのクタ。チャットの返事にびっくりマークが増えてくると危ない。やっときます!了解です!!はい!!! 際限がない
フォローと自分の作業を同時に進めるのは想像以上に難しい。後輩ではない年下の若い子にいい格好したがるのをやめたい。伝わらなくてキツい言い方になるのをやめたい。言葉が通じずもどかしくなるが、相手はもっとだろう。
何度か行ったことのあるラーメン屋に寄ると新人さんなのか全ての動作が丁寧でゆったりとしていた。しょぼくれた目が開くような接客を求めて行っている部分もあるので少し拍子抜けした。
闇に浮かぶモッコウバラの佇まいと春の夜の湿度
19日(木)
体調不調がこんなにも精神に支障をきたす。スーパーへ行くつもりだったのに、眉上が痛くて退勤即ベッドの上で蹲りそのまま3時間くらい眠った。
肉体が先か魂が先かという一気読みしたばかりの呪術廻戦のくだりを思い出す。BLEACHと結界師で育ったので面白くない訳なかったんだけど、諸手を挙げて(諸手をあげて?)面白い!!!とはならなかった。普通に面白いんだけどあんまりびっくりしないというか。
よく言えば地に足がついていて安心感がある。なんだろうな、King Gnuみたいな感じ(かっこよくて普通に好きだけど自分が10代だったら熱狂的なファンだっただろうな、という意味で)
年齢的なこともあるし、恐らく読んだ時の精神状態というかモードも関係している。(GWの反動でひとりになりたかった週末に読んだ)また元気な時に読み直したい。
20日
アジフライって揚げ物の中で1番好きかもしれない。と思ってすぐ、いや唐揚げという強敵…と考えなおす。舞茸やナスの天ぷらも好きだしなぁ
21日
高校の同級生と久しぶりに会った。今年初めてのアルコールの割には全然酔わなかった。ひとつの季節が終わりつつあることを実感する。ずっと彼女たちの背中を見てきたが、追いかけることはもうないのかもしれない。
あとは日頃の言動を反省した。もう少しやることやってから文句言えよと。
出来る人って、出来ない理由を探さない。
「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ」という石川啄木の歌を思い出して調べ、妻おるやんとなる。そういう問題じゃなくても、ひとりじゃないじゃんと思ってしまった。
どうにも落ち着かなくて一駅手前で降りて歩いた。雨の夜の川沿いは薄暗く、誰ともすれ違わなかった。現代文の問題にもならない安っぽい風景描写。虚しさを誤魔化すようにさらばのYouTubeを見た。
22日
読んでいた本に「生き腐れ」という言葉を見つけてそれだ!と思う。個人の幸福を追い求めること自体をそのように捉え得た戦後と、オンリーワンという言葉すら擦り切れた今では深刻さはまるで違うのだろうけど。
◎今週読んでた本
・短歌の友人
・整形前夜
どちらも歌人の穂村さんの著書で、たぶん3回目くらい。
整形前夜の表題エッセイはマリリン・モンローを題材にした短歌からきていた。そういえば最近文藝でもマリリンの話を読んだな。ノーマ・ジーン(マリリン・モンローの本名)はノーマジ(ファンタビに出てくるアメリカのマグルの名称)と似てる。どうしようもないことも書く。日記なので。
◎新しいこと
マツキヨ限定?のメラノccのパックがかなり良い。