当事者の思い

9月20~22日は3連休でした。
noteも平日のみの更新なので、いくつかストックが出来ました(笑)
しかし本日は昨日開催されたセミナー団体のthree-Sさん主催の講演会「拝啓、脳卒中当事者の皆様へ」に参加して思ったことを書きたいと思います。

本講演会は、脳卒中当事者の方が今日の生活に至るまでの軌跡と思いをお話していただける大変貴重なものでした。

セラピストとして働いて数年経ちます。
少しずつ経験を積んでまいりました。
その中で「当事者の気持ち」を受け止め、理解することは未だ難しいです。

自分は当事者ではないから。

言ってしまえば簡単ですが、目を背けるわけにはいきません。
向き合うことは忘れてはいけないこと。
ペーペーな自分が担当をさせていただいているのだから、向き合うことは全力であること。
学生時代に先生から熱く教えていただいたことの一つです。

午前中から夕方まで、4名の方のお話をお聞きしました。
始めは落ち込んで、周囲の協力を受けながら自分を奮い立たせて、日常を色濃くして生き続けている皆さんのお話はどれも前を向いていて、胸が熱くなりました。

障がいとは何なのか。
生きるとは何なのか。
日常とは?生活とは?生きがいとは?

答えは出せなかったです。
むしろ、これまで「こんな感じかな」とふんわり思っていたことさえ無くなりました。

それでよかったのかもしれません。
一から考えるべきことだったんだと思います。
きっと、なんとなくで考えてちゃいけないことなんです。

悩みます。
考えます。
わからないことばかりでしょう。

でも、大丈夫だとも思います。
悩んでる人はたくさんいるんですもん。
当事者の方はもちろん、ご家族だって、担当されているセラピストだって、みんな悩んで悩んで悩みぬいて、それでもわからないけど一緒に進んでるんだということを知ったから。

昨日の講演会でスタートラインに立った人もたくさんいると思います。
すでに走り出していた人もいるでしょう。
自分もそんなメンバーの一人として、ようやくスタートラインに立てたことにまずは喜びを感じながら、悩み始めていきたいと思います。

three-Sの方々、講演会を企画していただいてありがとうございます。
登壇者の方々、スタートラインに立たせていただきありがとうございます。
参加者の方々、一緒に進んでいきましょう!

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