美容整形に行ってみた。《まとめ》
第一回のテーマ『美容整形に行ってみた』の《まとめ》です。
ここでは、率直な感想や、生活や気持ちの変化を書いていきます。
幸せなことに、30年ちょっとの人生で、顔面に強いコンプレックスを抱いたことはない。
もう少しこうだったらと思うことが全くなかったといえば嘘になるけれど、根本的には凡庸な自分の顔に愛着を持っているし、粗はあれどメイクでどうにかなると信じられる範囲。
お世辞であることは重々承知だが、可愛い・綺麗と言ってくださる方もいた。
だから、今まで美容整形というものに必要性を感じなかった。
しかし、マスク必須となった昨今、目元のアンバランスさがとりわけ目立つようになってしまい、人生で初めて美容整形に行く運びとなった。
今回、アンバランスの原因である『片眼だけ一重』という問題について、解決策であった二重整形の施術は見送った。
理想的な施術を希望すれば25万程かかる。
一方、毎日糊で二重を作った場合、仮に糊1瓶1500円だとして、25万支払えば160本以上買うことができる。片眼しか使わないなら、この先ずっと使っても使い切れないと思った。
また、リスクについての説明があまり明確でなかった点も見送る要因の一つだった。
瞼に糸を通し、目が本来の開き方と違う開き方になるにあたって、リスク又はデメリットが全くないというのは、信じがたいような気がした。(このへんは専門家ではないから、なんとも言い難いところだが…)
そして、もう少しで二重になりそうな気配があると言われたことも大きい。
つまり、施術をしなくても、何かの拍子にクセがついてしまえばいいわけで、それなら25万という代金は払わなくて済む。
(実際、ヒアルロン酸注入の2日前から両目とも二重のままだった。)
損得勘定の結果、やはり見送って良かったと思う。
その代わりではないが、クマの原因である下瞼のたるみを除去する施術をした。
物理的な下垂とその陰によるクマなので、コンシーラーでも隠せないのは当たり前である。
これは個人的な意見なのだが、
血色がよくて肌がきれいだが顔は十人並みのA子
と
クマがあって肌が荒れてる美形のB子
なら、圧倒的にA子の方が印象もいいだろうし、本人も自己肯定感が持てると思っている。
なので、今回は凡庸なこの顔の『形を整える』よりも『健康的に(見えるように)なる』方を優先した。
さて、施術を受けて、第一印象としては『やらなければよかった』という後悔の念が効果を上回る。
理由として、(歯医者や脱毛サロンの方曰く)痛みに強い・我慢強いと言われる私からしても、麻酔ははっきり言って結構な痛みを伴うし、一週間近く切開部分の痛みと腫れが取れなかった事、そのせいでメイクが思ったようにできない事、不慣れな眼鏡生活が、体を動かす仕事をする私には予想以上に不便であった事などが挙げられる。
また、思ったよりもクマが薄くならず、結局はメイクの際にコンシーラーを塗らなければならないが、塗ってクマが完全に隠れたかといえばNoである。比べれば、まあ以前よりは薄くなったかな程度。
施術から1ヶ月後にヒアルロン酸を入れて完成だったが、それもやはり強張りが伴い、最初の施術から2ヶ月ほどは顔面に違和感を感じながらの生活。
つまり、結果として、大幅ではないが全体的なQOL(生活の質)の低下に繋がってしまった。
そうなると、支払った金額に対してコスパが悪いように思えてならないし、支払えるとはいえ、なんだか気の重いものにもなる。
今回のことがあって、美容整形を受けることは自分には向いてないのだと痛感した。
いや、人によっては人生が明るくなるような結果をもたらすこともあるだろうし、それで前向きに、自己肯定感を持って生きていけるならそれが一番だろうから、あえて美容整形自体を否定するわけではない。
たしかに、たるみ自体は生活習慣や化粧品で戻らない。
でも、本当にここまでする必要があったのか今となっては解らないというのが正直な気持ち。
ただ、受けた後の生活のあれこれを考えると、”自分には”損が大きかった、というだけの話。
もし、美容整形を考えている方にとって、この記事が少しでも参考になったら幸いである。
小さい不便が転がる1〜2ヶ月を我慢できる、それ以上に効果があると予想できるなら、是非カウンセリングを。
どんなカウンセリングの際もそうだけども、小さなことでも疑問点・不安点は事前に書き出しておくと良い。聞き忘れがない。
もし、一瞬でも戸惑いが生まれたら
『持って帰って、検討します!』
と言って逃げていい。むしろ逃げて!
流されてしまうことが一番やってはいけない。思った以上に後悔する。
さて、第一回『美容整形に行ってみた』の《まとめ》はこのへんにしましょう。
まあ、今回の私の結果がどうあれ、皆様方それぞれが前向きに生きていけるような結果になりますように。
次回は…何しよっかな
とりあえず、割と体当たり的にやりますけど私。(笑)