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『そこにはいつも、音楽と言葉があった』のこと。


前回の投稿からあっという間に1か月たってしまった。

この間、二度東京に行き、石田組の公演を聴き、新刊のトーク・イベントに立ち会った。

『そこにはいつも、音楽と言葉があった』と題したこの本は、林田直樹さんという音楽評論家の著作集である。以前、「作り手が注ぐ、あふれんばかりの愛について」(https://note.com/st0912/n/n9ba9cd972085)という文章で紹介したあの本が、ついに完成したのだ。

できたばかりの本を著者はとても喜んでくれ、イベントでも温かい読者の方に囲まれた。書店でもおおむね好評だ。でも、やはりまだまだ世間的に認知されているとは言い難い。今後、いろんな機会を見つけて広げて行ければと願っている。


教文館ナルニア国にて


その一つの機会として、3月12日に下北沢のB&Bという書店で、『親愛なるレニー』の作者、吉原真里さんと林田さんの対談イベントが行われることになった。

『親愛なるレニー』は、指揮者レナード・バーンスタインに手紙を送り続けたふたりの日本人を軸に、芸術と愛に生きたバーンスタインの実像に迫った話題のノンフィクション。音楽に誠実なふたりがどんな話題を繰り広げるのか、いまから楽しみでならない。


札幌は深い雪に閉ざされている。でも人々の顔は明るい。雪まつりも終わり、あと1か月もすれば春の兆しが見え始めることを知っているからだ。

いろんな出会いがあって、いろんなことが少しずつ進めばいいと思う。新しい本も、新しい土地も、やがて大きな世界を僕に見させてくれるだろう。

その日を目指して、明日から、また東京に行ってきます。


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