完、未完
数ヶ月前十数年続いた連載マンガ、進撃の巨人が完結した。結構壮大で長大なストーリーをきちんとまとめ上げたのは賞賛に値する。面白く読んでいたしありがとうと、言いたい。
初めて読んだ時はヘタな絵だなー、でも引き込まれるなぁと言った感想だった。多分あの稚拙とも言える絵が巨人の恐怖を更に掻き立ていた様に思う。後半になると絵も上達して来てそうなると巨人の恐怖感が薄れた感じがした。巨人の正体が明らかになっているからかもだが。
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と同時期にとある悲報が飛び込んできた。漫画家の三浦健太郎氏の訃報だ。
よって氏の代表作であり連載中だったベルセルクは、永遠の未完となった。
ベルセルクは、もう数十年連載を続けられていたダークファンタジー漫画の嚆矢にして傑作だった。そのダークな雰囲気に拒否感を感じながらも続きをもっと読みたいと思わせる漫画だった。途中休載も多かったがあの絵を見るにしょうがねえよなと思ったものだ。
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こんな感じで作者の逝去により未完という作品は多い。
正直今でも続きが読みたいのは石川賢のゲッターサーガの最新作だったゲッターロボアークだ。氏らしい一度上手く畳んだ風呂敷を再び大きく広げ新しい景色を見せてくれ、どうたたむのか楽しみにしていたのだがもうそれも永遠に望めない。コレに関してはアニメ化をされるみたいだが終わりはどうするんだろう?
https://getterrobot-arc.com
また、同氏の作品虚無戦記も未完となっている。
な感じでこのモヤモヤはコレからも続くのはファンとしては悲しく嬉しいものなのかもしれない。
しかし作者が健在でも続きが出ない作品は数多くある。そしてそんな中少し前なるが田中芳樹のタイタニアという作品が三巻と四巻の間が20年間を開けて刊行されたこともある。中には間が空きすぎて続きを書くには最初から構成を直さなければと、それならば未完のまま終わると断言された作家さんもおられるが、それはそれでいいことだと思う。が、30年以上待っているのに音沙汰がないのはどうなの?と思う。