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nasigorendayo
他人事
上の記事でも書いたが救急車に担ぎ込まれるまでは記憶がある。
乗せた上で救急病院をあたるのだが、行きたくない病院はあった。
以前出向していた総合病院だ。
そこでは脳神経の医師と一緒に仕事することがあったのだがまあ、やることや指示が疑問符がつくものが数あってどうしようもない時は他の医師に確認をとっていたものだ。
乗った時は既に脳出血なことは自覚はあった。
だからこそその病院に行くんではないか、と恐れていた。
そんなことを思っていたら意識がなくなった。
で、目が覚めたらここはどこだ?てなった訳だ。
そこは全く知らない病院なのは理解できた。
全く動かない半身を自覚してあ、生きてたんだと理解した。
ま、死んでたらそんなことは思えないのは確かなんだが。
取り敢えず担ぎ込まれたのはすごい有名な病院だった。
看護関係でも有名だったから最新の技術?で対応してくれたのは確かだろう。
自分が習った方法とは一味違っていたから。
この入院はどこか人ごとみたいにやってることややられていることをただ見てただけだったように覚えている。
自分のことと自覚したのはこの病院を退院する前の日だった。
ベッドの上で寝入ろうかとして病室の窓から見えた外の景色が夜景に街灯が光っているのが目に入ったとき何故か涙が出てきてこの時は声を上げて泣いていた。
この時はまだ仕事復帰を捨ててはいなかったがこれからのことがリアルに感じられたのだろう。
しかしこの病気で泣いたのはこの時だけだ。
今は動かないことに慣れて?仕事も今までのようなことは出来ないのは受け入れられたのか日々のほほんと過ごしている。