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友だちに前がん病変を伝えて_20240903

この前の婦人科検診で、前がん病変、つまりがんに進行する確率の高い状態だと言われた。精密検査を受けたときは「見た感じ綺麗そうだし大丈夫でしょう」なんて楽観的に話していた医師は、今回茶々を入れずに診断結果を伝えてきた。どちらも同じ現実だけど、前回と診察室の雰囲気が異なるのでなんだか焦った。 精密検査をするという話になったときから、問題なくなる確率とがんになる確率を調べていて頭で理解しようとしてはいた。だけど、結果を言い渡されると、理性が感情に圧倒される。まるで歯が立たなかった。

    • 30年前に山川菊栄氏が考えていたこと_20240822

      私の癖として、精神的に遠い国で起きた出来事には、好意的・同情的に解釈ができるけど、自身の置かれた環境を紐解くことは意識に上がってこない。それはなんだか筋が通っていない。 そこで、日本で従属的な性別としての女性が、どのようにより良い在り方を目指してきたかを考えるようになった。 個人として尊重されるべきことと、強く期待される振る舞いに隔たりがあることはよくある。性別役割もそのうちの一つだ。日本では、女性の自立はどのように確立されてきたのだろう。それが、今回『山川菊栄評論集』を手

    友だちに前がん病変を伝えて_20240903

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