改めて考えたいラジオの聴取率調査システムについて
ビデオリサーチによるラジオの聴取率がどんなやり方で調査されているかを解説した記事を読みましたけど、
「本当はリアルタイムで聴いていなかったけど」
「この回は聴き逃したけど応援したいから」
「聴いたけど面白くなかったから書かない」
「この放送局を応援したいから全番組聴いていたことにしよう」
「今は聴いてないけど昔はよく聴いていたから」
「番組は聴いたことがないけどこの人が好きだから」
「面倒臭いから適当に」
…パッと思いつくだけでも、これだけの不正が生まれる可能性があるシステムだと思います。
自己申告制である以上、この人は嘘を書いている、という指摘は誰にもできないわけですし。
今の聴取率のパーセンテージで言うと、ちゃんとアンケートを書かない人が少数でも存在すると結果に大きく関わるわけで、それによって番組編成に影響が出る、その形を継続していくのは本当に良いのか。
だとするとTBSラジオが数年前に踏み出したスペシャルウィークをやめてradikoの再生数を重視する、という道は真っ当だと言えます。
1局だけが降りても何も変わらないのは事実ですけど、では後戻りするのが果たして正しいのか、ラジオの未来を考えたら業界全体が評価指標の見直しに向かうべきなのでは。
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