げっかん!くぼた11月号「膝小僧お仕置きストしんぺーライブ対策ライブ」を観て
ラスタ池袋で、でっかい!くぼたさん主催ライブ「げっかん!くぼた11月号」を観させて頂きました。
今回の特集は「膝小僧お仕置きストしんぺーライブ対策ライブ」。
明日行われるしんぺーさんの主催ライブを成功させるために、出演メンバーを全員揃えてM-1やKOCのように「対策」しようというものです。
それぞれのネタ披露に続いて始まった企画コーナーでは、しんぺーさんのプロフィール紹介や人生年表、子供の頃の写真、過去のネタ映像を公開。
そして明日のコーナー案をメンバーが出し合う…という形で展開していきました。
ここまで読んだ皆さんは、
「かなり内輪な内容だな」
と感じるかもしれません。
僕はしんぺーさんのことは完全に初見なので(SNSでお名前と顔を把握していた程度)、事前にタイトルを確認した時に、ライブの輪の中に入れるだろうか…と不安でもありました。
でも結果として、最初から最後までとても楽しかったのです。
その理由は、何よりもしんぺーさんの人間的な魅力にありました。
お父さんが警察官で、警察学校に入って同じ道を目指しながらも、憧れのジャルジャルさんや東京03さんの背中を追ってお笑いの道へ。
でもそこで行き着いたのが「膝小僧をお仕置き」…全く芸風が違います。
信念を持ってキャラを続けるも、時には寄席で全くウケなかったり。
自分探しの旅に出て、出会った人から熱い想いで本をプレゼントされるも、それを読みもしなかったり。
ヒッチハイクした人に「すべらない話して」と言われて、披露した後に降ろされたり。
そんなどうしようもないエピソードを、嬉しそうにイジり続けるメンバーの皆さん。
それに対する予想だにしない返し。
その様子は初見でもしんぺーさんが観客を含めたみんなに愛される存在だということが伝わってきましたし、もちろん僕も好きになっていました。
それは決して閉鎖的ではなく、万人を笑顔にできる「内輪」だったのです。
そのことがわかっているから、くぼたさんもこの特集を行ったのではないでしょうか。
これまでバラエティ界には様々な「どんな相手にもイジられ愛される天才」が活躍してきたわけですが、しんぺーさんはそういう存在になれる可能性がある方だと思いますし、目標にしている向上委員会も決して遠くない気がしました。