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アウェーの舞台に立ち続ける爆笑問題のお2人の凄み

先日のガルアワにサプライズゲストとして爆笑問題のお2人が出演して、その時の様子や想いを「爆笑問題カーボーイ」で語っていたのを聴いて思ったのが、この人達ほど「アウェーの舞台」を踏み続けているコンビはいないのではないかと。
お笑い界の方々は初めは誰もがアウェーから始まる、そこから実績を重ねることで認知度が上がり、どこへ行ってもウエルカムになるのが普通で、松本人志さんに至っては30代前半の時点で、その状況に逆に不満を覚え、自分のことを誰も知らない場所に立ちたいと書いたりしている、それが映画監督への進出に繋がったのかもしれない。
ただ爆笑問題のお2人は違う。
先程言ったガルアワもそうだし、「東西南北漫才中」にコンビで登場した時も、「まんざいこわい」で山里さんと即興漫才を披露した太田さんも、心境としては「歓迎されていないかもしれない舞台に向かう」であり、ラジオでは舞台に立つ前の不安を明かしている。
他人からはホームに見える「THE MANZAI」や「ENGEIグランドスラム」に関しても、お2人から出るのは反省の言葉ばかりだ。
本来はあのキャリアまで行けば「出てくれるだけで有難い」はずなのだけど、デビューから一切「舞台でネタをやる」をやめていないことで、良くも悪くも世間にとっては爆笑問題の漫才=日常の風景になっている。
だから様々な場所で「アウェー感」が維持されているのかもしれないけど、でも本当はそれって「このコンビの漫才が見られるのは1年に1回」や、「10年ぶりのネタ披露です!」「テレビでは滅多に見られません!」ということよりもとてつもない偉業で、もっと賞賛されてもいいはずだ。
親子のように年齢が離れた若手に対しても真っ向勝負で挑み、あいつらは凄いと素直に認める、恐らくリップサービスではなく本気で「THE SECOND」にも出られるなら出たいと考えている。
ずっと聴いているからそれも日常になってしまっているものの、深夜ラジオを1997年から今まで続けているのも大変なことだし(生放送ではなく収録だとしても)、サンジャポから日曜サンデーという日曜日の生放送スケジュールを16年以上継続していることも、本来はもっと褒められていいのでは。
今こそ爆笑問題のお2人の正しい再評価を。

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裏本田・柴志朗(鈴木達也)
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