デジタルトランスフォーメーションの加速度と緩やかな多重生活移行の現実 DXその25(住まい) これからの不動産業

1)2重生活はイノベーターからアーリーアダプターへ

コロナをきっかけに移住するというより、都会から地方に行く人のイメージは、イノベイターからアーリーアダプタに移行する感じですよね。

自動運転✖️バーチャル✖️5gとすると、バーチャルな自分の空間は増えるので、東京にいなくてもいいんじゃない層はたしかに増えます。

しかし、フィジカルな自分は捨て切れなくて、一緒にいたくない人といない欲望、ちゃんとした医療を受けたい層も増えます。→都会に住みたい層もそれなりに増加。

二重生活は、変化を感じたい人には良いのですが、結局は誰と住むか(コミュニティを共有するか)だと思います。自然というよりも、人間が一番の決定要素。

2)分散化された社会へ変化(先駆的なエリアに選ばれない都市は死ぬ)

プロックチェーンではないですが、中央集権から分散化された多層レイヤーでの生き方に変化していますね。

先駆的なエリアであれは、生きやすいですよね。先駆的なエリアが生み出されているのを、田舎都会の画一的思想で田舎回帰と思い込んでいる人がいるということですね。サードプレースのない田舎など誰も行きたくないはずです。

先駆的なエリア>都会>閉鎖性のある辺鄙な田舎

人間の本能は変わりたくないものなので、辺鄙な田舎はそのまま田舎で過疎化は急速に進むと思います。

閉鎖は気持ちいいですが、ナンバープレートを見て、露骨に嫌な顔をする人がいる地域には絶対行きたくない、住みたくないと思うのは自然の感情ですね。

とはいえ、コロナで都会から地方に抜け出したいと思う人は、地方に移住してもまた戻ってしまうので、そのバランスは大切ですね。

3)イケている人を集めるとは

コミュニティの一番大切な肝は人です。考え、イニシアティブをとり、変化をつける人です。

いきなり、一万人来て、イニシアティブをとる人が1人や2人であれば、埋もれて死にます。伝道者が1人から2人と増えていかないと、先駆的なエリアにはならないのです。最初からKPIを狙いすぎるのは筋違いで、エクスポネンシャル(指数関数的に伸びる)ことを期待するのであれば、焦らずに伝道者を増やすことしかありません。増やしては分裂して、増やしては分裂をしてという形にするしかりません。

2×2、2×2×2、2×2×2×2と増やすしかありません。その際に、徐々に濃い人がリーダー、エバンジェリストになることはないので、マニュアル化していくことも必要です。このノウハウと人間関係こそが、おそらく街づくりに欠かせないものであると理解しております。

4)今までとどう変わるのか

これだけを見ると、デジタルトランスフォーメーションと違うじゃないかと思うかもしれません。しかし、誰となら住みやすいのか、どういう意見を出していけばよいのか、そうしたことはsnsその他で分かってしまうことでもあります。誰と誰があわないのかも分かってしまいます。

突拍子もないことですが、家が移動するものを作ってしまえば、移動コストはそれほどかからないものになります。平日4日間は東京、土日と月曜日は、サーフィン村みたいな流れができます。同じ遊びを、同じ趣味でやれる空間ができれば東京に縛り付けられる必要性もありません。嫌いな人間と結び付けられることもありません。

いままで1つの社会に結び付けられていた人間が多元性もって受け入れられることで、人は居心地を感じます。

自殺者は減る可能性があります。現に今自殺者が減ったのは、職場や学校に行かなくて済むことで追い込まれる人が減った可能性があります。

5)スマートシティとは

スマートシティとは固定化された町と勝手に感じている人がいるかもしれません。しかし、ひょっとしたらトレーラーハウスが現実解なのかもしれません。リアルの居住地区があったとしても自動運転で移転しているというものかもしれません。最適化をして、震災から逃れることができる仕組みを作れる場合もあります。

大事なのは今ある状況が現実だと思わず、未来への幻想をリアルとして感じてみることです。

スキ、その他の行為は、元気玉として有効利用させていただきます。皆様のお力を少しでも世の中の改善に使わせていただきます。