インハウスか外部の弁護士か
前回、インハウス、外部の弁護士かという壁はなくなっていくという話をしました。
それは、SaaSを使う限りにおいては、そうだと思います。どちらが、経営と法律その他の事項を知っているかが大事なポイントになると思います。
インハウスの人が、何も勉強していないかというと、ものすごい勢いで勉強しているわけです。それを社内の人がどれだけ評価するかは別の話ですが、外部弁護士側も相当留意すべきです。むしろ、特化型なので、より脅威であり、スーパーサイヤ人化している可能性があります。
営業ばかりする法律事務所は、勉強する時間がとれずにインハウスの方が勉強する現象もあります。ここは怖いポイントです。
大きな差は安心感。外部とインハウスと異なります。外部は、いつでも切られても良いし、その覚悟をしなければなりません。だから、ポートフォリオを常に持たなければなりません。
これに対してインハウスは、様々な勉強をして、追いつかなければ、会社において仲間外れにされる可能性があります。また、社内ルールになじまないと、疎外感を感じてしまいます。そのベースで、安心感を感じることができるかがポイントになると思います。組織になじんだのち、どのように行為をするかも大事です。追い詰められたように勉強するか、それとも、普通の社員と同じように生きていくか。
このあたりが岐路に立つポイントのような気がしますが、如何でしょうか。私からすると、変わっていくべきは、外部の弁護士ではないかという気もします。このあたりは、また機会をあらためて。
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