全ての事象は、大体自分・他者、心理・物理、事前・事後で分けることが出来るので、それで解決方法を見つけ出すべき

偉い大上段の言い方だ。でも、ここから、困った問題の大半は解決しそうなので、あえて記載することとした。もし、プライベート、職場に関して行き詰まった場合このフレームワークを思い出して欲しい。困った場合は、細かく分けていくだけで(因数分解)、問題解決の糸口が見つかったりする。

1 具体例 自分の子供が3歳4歳で幼いのだが、鍵を勝手に開けて外に出てしまうので怖くて仕方がない。どうすれば良いか。

子供は結構頭が良かったりするので、外に出てしまい、危険な目にあわないか心配ですよね。ここで課題設定は「子供を外に出さない」ではない。子供が安全で心配ない状況に置くということだ。この点心配バイアスによって、外に出すのはダメだと思うと危険な賭けをすることになる。例えば、大丈夫と安心していたら、いつの間にか外に出ていて危険な目にあわせてしまう事態も予測できる。何よりも大事なのは、安全の確保であり、それ以外はバイアスによって思考狭窄に陥っている可能性がある。

1) 事前

自分✖️物理→自分で見守る
やることも沢山あって見守ることなどできない場合もある ここがスタート地点

機械に頼る。例えば2重ドアを設定する。重いドアにしてしまう。認証を要求して近づいても開けることができない仕組みを作り上げる。

自分✖️心理
自分が子供にキツく叱って行かせないようにする。又は褒めて行かせなくする。子供におもちゃその他を与えて、集中させるようにする。

他人✖️物理
家族の人に見てもらう。家族だって限界あるよね。

他人✖️心理
家族に子供が夢中になってもらう。

2)事後
自分✖️物理→すぐ気づく仕組みを作り上げる。
例えば、ドアに開けるごとにアラームがつく仕組みを作っておく。大きな音の場合、吃驚して外に出ない副次効果があるかもしなれい
子供に発信器をつけてスマホでアラートが出る仕組みを作る。GPSによりすぐにトラッキングできる状況にする。
自分✖️心理→
そもそも、子供が外に出たいのは見たことがないので興味がある。かつ、出るなと言われるから出てみたい。それならば、外に沢山出して外に慣れてしまう環境を作ってしまう。安全に こうどうする状況になればキーワードである安全確保の目的は達する。それから、外を飽きてしまうので、家にいても良いと思う可能性もある。
他人✖️物理・心理→
子供が外に出てしまった際、近所の人は助けてもらえる状況をあらかじめ作ってしまうことだ。一緒に遊んでくれる場合はなおさら助かる。そのために、挨拶に行って、うちの子供が御世話になるかもしれないなど事情を話し、何が起きているかを説明する。菓子折などを持っていけば、理解してくれる人もいるだろう。
3)以上の通り、実は思ったより方策がある。まずは、目的の部分でのバイアスをなくす。それから、自他、心理・物理、事前・事後と分けることで、問題解決が可能になる。

2 お客さんに購入してもらいたいが、どうすれば良いかというのは、バイアスだ。お客さんに幸せになってもらうためにはどうしたら良いかを考えることが大事。そうしないと発想が乏しくなる。

1)事前
自分✖️物理・心理
セールスに行く。マーケティングをする。しかし、一番大事なのは、お客さんの本当の悩みは何かだ。その問題を解決しない限り、お客さんは幸せにならない。
つまり、悩みをどうしたら解決できるかをまず考えて、マーケットを設定する。そのマーケットレイヤーに聞き込みをして、その想定で動くべきかを確認する。
悩みが強ければ、お客になる可能性が強い。ウェブサイトの導線をしっかりするなど、お客さんの導線を見極める目は必要。
認知と人気の差を理解したうえで、施策を講じていく。

他人✖️物理・心理
宣伝をしたくなるトリガーを沢山作る。認知だけではなく好きになるトリガーを沢山作り上げることだ。便利で驚きがあれば人は好きになるプロセスがある。親しみやすくすることも大事。

2)事後
カスタマーサクセスが必要となり、目的がお客さんを幸せにするというものである以上、それにそったものにする必要がある。

自分✖️物理・心理
UXをきっちりするために、UIをちゃんと磨き上げること。どのような使用方法がされているかを確認すること。
サポートをしっかりする。
他人✖️物理・心理
コミュニティを作り上げて、情報交換の場を作る。それによって使い方が多様であることを認識してもらい、使いこなしてもらう機会を増やす。
3)以上は、物理と心理についてはワークしていないが、事前と事後、自分と他者については意識しておくと、サービスがちゃんとできる。

3 まとめ
単に、フレームワークとして最低限の分けるフレームワークを使った。これによって漠然とした問題も具体的になり、回答が出やすい。
これらをうまく使いこなし、視野狭窄にならないように留意したい。


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角田進二 sumida shinji
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