見出し画像

CIOとデジタルトランスフォーメーション DXシリーズ4 ビジネスの分からないCIOはピエロである

デジタルトランスフォーメーションを、単なるデジタルゼーション(電子化)ととらえる人が多い。残念ながらレガシー企業に多い。
そして、本業の人(未来的な視点では本業だった人)は、CIOを単なる情報技術の人と見てしまう。力関係は、CIO<本業。
これはコンフリクトを著しく起こしやすい。

ビジネスの基本は、何をやるかではなく、何をやらないかを選択すること。本業をそぎ落としていく、新しいビジネスを作りこんでいく、両方を同時並行に行う必要がある。なんとなくやっていたことをそぎ落とし、集中するエリアをデータに基づいて決定する。

データは、たまに嘘をつく。しかし、データよりも属人性が高いのはオペレーション。そのオペレーションの精度を高めるには、データだ。

最初は、マニュアル的な要素が多いので、忙しい本業に効果も見せず、ただ信じてもらうというのは虫のいい話だ。

成果がでないと信じてもらえない⇔やらないと実績にならない

こうしたチキンエッグ問題を克服するのが、ビジネスクリエーションだ。我々は、そのためのストーリーが必要であり、そのストーリをうまく説明できないと、前に進まないだろう。

競合に対してどこで優位に立つかを描き切らなければならない。ユニクロがどう描き切ったか、マブチモーターがどうビジネスを描き切ったか、ネットフリックスがどうビジネスを描いたか。

それをビジネストランスフォーメーションと言及しているということであれば至極まっとうなことを言っているとわかる。

デジタルの将来(Online Merge Offline)を見越して、ビジネスを変えていく。そういった取締役が必要である。
ビジネスが分からず、ビジネス創造ができないCIOは存在理由がなく、単なる阻害要因に過ぎない。

スキ、その他の行為は、元気玉として有効利用させていただきます。皆様のお力を少しでも世の中の改善に使わせていただきます。