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IFARSとESGとコミュニケーション 儲ける法務その24 DXその59

今日会ったのは優秀な会計士。

非常に楽しかった。

マグロって、一本200万円程度だったりする。動くダイヤモンドだ。

それらは、普通養殖ではない。彼らは驚くほどのスピードでいたるところにぶつかっていく。大きな海ならいいが、最大時速80キロ程度で回遊しないと死んでしまうマグロは、柵にぶつかれば死んでしまう。簡単に死んでしまうそうだ、200万円のマグロ。

と話しつつ、大事な話に戻ると、IFARSのコンサルをしている優秀な会計士。しかも、それを特化していくそうだ。

日本の株式市場は、外資が入りにくい構造だ。と思ったら以下の状況らしい。

外国人株主と日本人株主だと、大体30%以上は、外国人投資家らしい。「ROEが改善している企業は外国人投資家比率も上昇する傾向が確認された」とのこと。「毎週第4営業日に東証から発表される「投資部門別株式売買状況」によれば、海外投資家は日本株式市場の売買代金シェアのおよそ6~7割を占めています。」「海外展開を進めている企業においては、外国人投資家に対してアプローチをした方が海外の状況を知ることができるかもしれない。」「MonotaROは81.3%」

外国人投資家に関する記事

60%は外国人投資家のリンク

IFARSがなくても、もう十分ではないかと思ってしまうほどだ。IRがちゃんとしているのだろうか。海外IR会社が頑張っているのか、投資銀行などが頑張っているのだろうか。

ESG投資・ESG評価機関の現状を含めて日本の現状を記載したリンク。

日本の企業は外国人投資家に対して十分説明をしている可能性があるではないかと思える。

情報入手先は日本人であり、日本のIRからではないように思われる。
つまり、機関投資家は日本人の社内投資家、又は投資銀行に投資運用させて、日本市場に投資させているように見える。

とすると、なぜ、IFARSなのかという変化のモチベーションに疑問符がでる。なぜなら、日本人投資家が海外の投資家の代理として購入している以上、別に日本の会計システムが変更する必要がないのではないかという疑問があるからだ。

おそらく20年前は持ち合いなどで外国人投資家が入ってきにくい環境であった。今は、その持ち合いがなくなり、その余白に海外機関投資家が入っているのではないか。日本円が安定しており、日本の企業が安定した強さを見せているところから、機関投資家がROE基準で投資しているように見える。


今は良いが、日本政府はこのままではいつ離れてしまうかわからないという恐れからコーポレートガバナンスで透明化を図り、定着化を図ろうとしているように見える。

とすると、外国機関投資家がすぐ離れた場合のリスクはどうしたらよいかというのが深刻な悩みと考えるのがベターだ。

その解決策は以下の通りだ。商品は、コミュニティ作りには欠かせないグッツのようなものだ。例えば、聖書はキリスト教で欠かせないグッツであった。パタゴニアは、社員をサーフィンに行かせようというコンセプトを持ちつつ、コミュニティを作っている。商品は高価ながらも、高付加価値で、自然に優しいものとして、作られている。

同社は、非上場ながらも、製品を購入することは、消費者にとっては、単なる高付加価値の服を購入するというよりも、コミュニティに所属する意識を与えているものであろう。

例えば、上場しているユニクロを購入する際、その株式を購入することは、同じくらいの価値を有するのではないか。同じ世界観を共有したいと思っている人は沢山いると考える。

ESGは世界観を共有しやすいモデルを持っている。商品も世界観を反映しやすいものになりやすい。

機能的な自動車よりも、ベンツなどは購入だが安心できるデザインと作り(世界観)ということで、購入される。同様に、過去はお金という機能で購入されていた株式も、徐々に世界観が入り込んでいる。それが、ESGという観点だ。

そのESGは、機能がちゃんとなければだれもフォローしない。パタゴニアに機能がなければだれも購入しないだろう。そして、世界観がなければ、他の会社と比較してしまい、高価格で販売することはないだろう。

アップルも同様。機能がちゃんとしない限り、誰も見向きもしないだろう。そして、世界観がなければ高いとして購入しないだろう。ESGはあくまでも、機能がちゃんとしていて、世界観があるものを対象とする。

日本で、日本の商品を売るというビジネスモデルで上場してしまった企業は、市場が伸びない場合(クロスセル、アップセルができない場合)、海外に進出するしかない。

海外に進出する際に、プロダクトを知られない限り、誰も買わない。もし、機能がちゃんとしているのであれば、まずは、機関投資家だけではなく、類似の会社に投資をして貰い、その上でプロダクトを売ってもらうビジネスモデルも考えられる。同様にPRなどでプロダクトを推進してもらう。

そして、株式が上がってきたところで、現地の個人投資家が世界観にフィットするとして株式とサービスを購入することは可能ではないか。株主であれば、さらにコアのコミュニティなのでリサーチをしやすくなる。

一般の人にとっては、日本の会計基準など分からない。それならば、IFARSにしておいた方が無難で説明しやすい。そして、価値観という感情訴求をした方が、商品と株式を購入してもらいやすい。かつ、コミュニケーションもちゃんとすることで安心感を作っていく必要がある。

PR、IR、IFARS、ESGはコミュニケーションについてワンセットであり、真摯な対応ではないか。これらが、機関投資家にそっぽを向かれても、特に困らない状況を作る土台になりそうだ。

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さらに、アクセラレータプログラムもできました!!

日本人だけではなく、外国に住む、外国人も対象とするようです!!太っ腹です。

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角田進二 sumida shinji
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