COOとCEOの役割の違い DXその30 これらが理解できていないとDXは難しい?

法務上の革命的な視点かもしれません。

1.リアルでのCEOとCOOの違い

リアルでのCEOは社長であり、COOは副社長であることが多いです。
CEOが忙しいのは、COOが機能していないからと言っても過言ではありません。つまり、COOと兼務しており、視座を共有できていないからCEOが忙しくなってしまう現実があるのです。

CEOとCOOの役割分担はわかりにくいですが、以下の通り考えてよいと思います。
COOは、実働部隊を加速してお城をできるだけ早く作り売り抜けるシステムを作る人。
CEOは、これからはより機能的にかつ気持ちよく住む場所を提供すべきとして、マンション建築へ舵を切り、前のシステムを壊す人


取締役会は、それを見つつ、外部からの視点でその方策が正しいかを見極め、サポートします。
例えば、CEOが宇宙に行くと言うぶっ飛んだ案を出した時には後5年待てと牽制します。


これに対して、全ての決済を電子化するということは遅すぎる、今まで何をしていたのだと叱咤激励する必要があります。

基本、CEOは現状を否定しまくるので、内部に嫌われるはずです(これがカルチャーで、異質な人が残りやすい仕組みになります)。そして、COOが、もし現場サイドにつきすぎるとCEOは無効化されます。取締役会は、そうならないように、見守る役目なのではないかと思います。

2.新法務としてあるべき姿


この点何故こう思うかなのだが、茶道を見て、この世の中は実質主義から形式主義に簡単に移行し、実質コンプライアンスから形式コンプライアンスにすぐ移行するなと見てきたからです。特に、間接部門は官僚的言い訳が多すぎます。利益こそが、力の源流であることを常に認識しておかなければなりません。
間接部署につく弁護士も形式主義のパリサイ人のようになってしまいます。
CEOが機能する企業(全てを否定して新たな未来を作るCEO)をサポートする必要があるなと感じているところです。
確かに、政治的な力学の趣旨から聖人君主しかCEOになれない(揚げ足取り)仕組みは、まずいです。それをいかに優先順位を作り、総花的な対応をしないか、それが今求められていることです。
総花的な議論ではイノベーションなど生まれません。僕の役目は、孤独なCEOを救い出すことと認識しております。
会社法的な解釈してないように見えるが、リアルからちゃんとした機能を再発見した方が生産的と考えております。

スキ、その他の行為は、元気玉として有効利用させていただきます。皆様のお力を少しでも世の中の改善に使わせていただきます。