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ネットワーク効果について講演します

https://form.bri.or.jp/public/seminar/view/20089
日時 2021年 9月 6日(月) 14:00~17:00  
Amazonパラドックス(ネットワーク効果)とその限界について(米国公正取引委員会カーン氏の論文から読み解くAmazonなどのネットワーク効果の巨大性とその限界)

この講義の目的:

Amazonなどの会社(GAFA)が現れて、20年程度経過しており、アメリカは同社らに旧来型産業を壊されています。ベンチャーキャピタル(VC)はなぜGAFAにお金を入れたのか、そしてGAFAは何を恐れ、何を買収しているかのカラクリであるネットワーク効果を理解していくと、自らのビジネスをDX化している際に、どのように顧客を囲い込むのか(自らのビジネスを蹂躙される前に、防御しさらなるステップアップするのか)など計画を練ることが可能になります。大規模な企業が「スケールメリットを享受する時代」から、ネットワーク効果により「小が大を食う時代」に変遷していることが分かります。

また、なぜアメリカの一部の人は、GAFAを嫌うようになったか、そしてアメリカ政府はGAFAに対してどのような打ち手を選ぼうとしているのか、日本企業はアメリカ政府がGAFAに対して大きな打ち手を打つ際にどのように対応すれば良いのかなどの勘どころを理解し行動にいたるまで至っていただくのが今回の講義の目的です。

この講義の対象者:①ネットワーク効果を理解しないままDXを進めている方、②ネットワーク効果について知りながらもどのように使えばよいのかわからない方、③ネットワーク効果を知りながらもどのようなスタートアップを買収すればよいかわからない方

この講義の対象者ではない方:

Indeedなどネットワーク効果をすぐ見極めることができる方、DXに関心なくローカルビジネスを継続する意思の方、単に情報のみを仕入れるのみで行動を希望されない方。

最低限の効果(短期的な目的):ネットワーク効果を念頭に置いて競合他社に対して優位に立つ。

最大限の効果(長期的な目的):スタートアップ企業の嘘を見抜き、目利きし、早期に買収も含めた連携を作ることができる。

1.ネットワーク効果を知らないものは、グローバルでは淘汰される。売るだけでは囲い込み効果は担保されない。

①ネットワーク効果は、11つの組み合わせ

②DXですべてのビジネスはネットワーク効果を意識すべき

2.ネットワーク効果の作り方(以下の言葉を分かりやすく説明します)

①供給側(サプライサイド)と需要側(デマンドサイド)のリボン図

②期待値<実効値の法則(ペインを掘り当てるの意味)

③NPSによる査定(紹介を意識したシステム)

④Jカーブとキャズムの予測

⑤サプライサイド供給側とデマンドサイド需要側のコミュニティの運営と規約等(法律上問題を少なくする方法)

3.時代遅れの自分目線のオープンイノベーションに対する警句

標準化は、オープンイノベーションではない。ネットワーク効果による排除に過ぎない。

4.ネットワーク効果の見極め方

5.競争相手にネットワーク効果を使われた場合の対策

6.カーン氏のアメリカにおける動きの予測と日本企業のチャンスの作り方

アメリカの動きは日本に波及することを予測しての動き(SEG投資の本質的な意味)

なぜ角田進二か

2013年より、アメリカ、日本、イスラエル、ヨーロッパなどビジネスモデルなど関心をもって調査する。

ネットワーク効果についてあまり研究されず、ビジネスモデルが研究され、GAFAその他が単なるインターネット企業故に強いと考えている方も見受けられる。

インターネットビジネスについて法的な視点とアメリカの独禁法がネットワーク効果に注目しつつGAFAを視野に入れる今、なぜこの効果について一部の方にしか議論されないかを疑問に感じて今回お話しさせていただくこととした。

なお、Facebookと公取で訴訟がありますが、議論はプライバシーを対価として認め、優位性が認められるかを検討してする。

これらを分析するため、心理学的、組織学的なアプローチと形式知・暗黙知による整理ふくめて記載することとする。暗黙知、形式知、その共有、定着などの様々なプロセスが、自ら、会社、社会全てに起きることが理解できるように尽力することとする。


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