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迷ったら大変な道を行け。

1.バリューを出す

我々は、ボストンコンサルティングやマッキンゼーに比肩するリーガルコンサルティングファームであり(と願っている)、「座っている、学んでいる、事務をしている」だけでは、到底クライアントにも、事務所にも社会にも貢献できない。

単に自分に貢献しているだけで、それで報酬を貰うことを恥ずかしいと思う気持ちが大事。常にバリューを出したかを夜自問自答し、朝どうしたら改善するかを考える。
報酬を貰う場合、その報酬の4倍を稼ぐのは当たり前。それは他の人件費、場所、教育費などを検討すると、そのくらいの費用は発生する。

2.ターゲット

我々のターゲットは、上場企業、ベンチャー企業、政府である。但し例外として、ベンチャー及び芸術家関連の富裕層がある。

3.仕事の報酬

仕事の報酬は、仕事である。仕事の報酬を貰うことで信頼関係が樹立される。お客様が喜ぶ、自分喜ぶ、社会喜ぶの3つの要点が必要である。その喜んでもらうためには、我々に与えられた期待値を遥かに上回る実現であり、その期待値のほとんどは困難で残念かつ諦めている事象について対応しベストな環境を作ることである。つまり、サービスは法律ではなく、そのベストな環境づくりという成果である。そのベストの成果とは、法務その他雑務に気を散らすことなく、自分のすべき事項に集中できる「ゾーン」に送り込むことである。このことを、我々は皆さまを喜ばせるプロフェッションですと述べている。

儲けるとは、期待値と実現した効果と段違いに異なり、お客様を驚かせ続けることをいう。コモディティ化した事項では、なかなか儲けることができないのは当然のことである。

実際の金銭上の報酬は単なる投資である。その投資を使って何をするかは干渉はしないが、自分の能力の向上と幸せのために使ってほしい。万が一、それを当然のものとして扱い、感謝の気持ちを忘れてしまったら、すべての当事者は対立しあい、この世は修羅の場になるである。教育、経費あらゆるものを求めて、そのお返しなどを考えない他の人の心配りなどを忘れてしまうことになる。

4.感謝の気持ちを持つ

心を荒らさず、以上の精神を忘れないようにするには「感謝の気持ち」を持つことである。そして挨拶を忘れない。掃除をする。相手に思いやりを求めず、寧ろ、自分が上司、その上の上司、経営者、そして依頼者、社会への想像力を忘れない。

5.儲けるとは

儲けるとは、利益を継続的に得ることであり、利益を得るというのはそもそもチームが一体になり、結果を出すことである。上司の指示に従う、お客さんの指示に従うということは到底バリューになりえない。あくまでも、法務その他雑務に気を散らすことなく、自分のすべき事項に集中できる「ゾーン」に送り込む成果に拘り、上司、経営者の立場、そしてお客、社会の目を想像して、座りを見極める必要がある。

①コミュニティ目線

儲けるためには、濃密な取引関係を築くよりも、広く緩い信頼関係(コミュニティ)を築くことの方が大事である。PR、マーケティング、営業も同じことである。マーケティングでコミュニティを見定め、アプローチの仕方を考える。インサイドセールス、フィールドセールス、コンバージョン、カスタマーサクセスまで突き詰めて考える。

②マーケティング戦略

その際、既存のサービスを提供するのではなく、お客さんが気づかないニーズを提案し、社会にマッチしたニーズを掘り起こし、お客さんが利益を確保できる設計まで考えていく。そこまで考えてのマーケティング戦略である。

③PR

PRは、3つの視点、製品を売る段階、会社の評判を高めるもの、そして人材をとる際の段階とにくっきり分ける。製品を売ることに注力しなければサステイナブルではないので、最初はこちらからスタートする。そしてオペレーションを回していくので、人材の確保が要求される。その際、1カルチャーフィットしていない、能力ない、2カルチャーフィットしない、能力ある、3カルチャーフィットする、能力ない、4カルチャーフィットする、能力あるの4つの分類があるが、431は採用しても、2は決して採用してはならない。
会社のPRについては、説明コストを下げるために必要になることと、アーリーアダプター期はそれほどでない場合でも、アーリー・レイターマジョリティなどキャズムを超える際に必要になるので、その辺ではなるべくのれん代を向上させていく形で、投資をしていくことが望ましい。

④営業

営業は、売り切りではないのであくまでもチャーン(離脱)がしないものだけを見込んで、一緒にサクセスするものに対して、コンバージョンをする。これによって満足度が上がる。

⑤カスタマーサクセス

カスタマーサクセスは、最も重要なオペレーションであり、それなくしては企業は継続は不可能である。オペレーションは如何にテクノロジーと直結させて、如何にスピードアップするかが課題になる。スピードなきカスタマーサクセスなど存在価値もない。Everyday one dayは、その都度変わり、変化しても良いという意味だが、それとともにすべての仕事は一日で仕事をする気持ちが必要である。カスタマーサクセスをする際にテクノロジーではなく、自分の血と涙で演出するなど許されるものではない。それは車の時代に、東京から大阪へ頑張りましたと言わんばかりに馬に乗っていくことと変わらない。

⑥オペレーション

オペレーションは、聞いたら5分内に自分の理解を伝える、そして1時間以内に自分の雑駁なまとまったアイデアを上司とすり合わせる(大体50%)、その上で例えば2週間かかる仕事については3日で終わらせる。大体80%のクオリティで構わない。たとえ、君が100%のクオリティのものを2週間後に渡したとしても紙くずである。3日で終わらせて、上司からフィードバックを3日内に貰うことだ。それが80-95%にクオリティを上げるコツである。それ以外のやり方は紙くずと同様なのでやめた方が良い。

6.組織とは

組織としては、企画、オペレーション、撤退の3つの部隊は意識しておいた方が良い。大体の場合、オペレーションに回される。しかし、企画でイニシアティブをとることは許される。撤退は上司が決めることであり、そこは譲れることではない。しかし、企画、オペレーションについてはリーダーシップをとって自分が夢中になるように勧めた方が良い。しかし、それはスピードが確保されたうえでの話である。スピードがなければ、価値はない。

①抽象度高い低い

ビジョンや長期的な戦略については、抽象度が高く、キャッチアップすることは難しい。しかし、オペレーションについては現場の人間の方が遥かに知っている場合も多い。その結果、抽象度の高いゾーンはトップに近いものがトップダウンで説明を続けることになるだろう。これに対して、具体度が高いオペレーションについては現場がプロポーザルをして上司が修正するパターン(経営の原則にあわせる)になるだろう。毎日毎日そのすり合わせをすることになる。

②中度の抽象度

中長期的なものについては、自分のキャリアプラン(成長)と会社の利益と社会的なニーズを上司とあわせ、時にはマーケット戦略を決めていくことなるだろう。その抽象度が中度の部分は、両方が提案しても構わない。しかし、最終的には経営の根幹の原則にフィット(文化フィット)に判断が委ねられるだろう。

③カルチャー

我々のビジネスの根幹は、クライアントからいただく報酬から成立するものであり、お客さんの感謝の気持ちを忘れない。自分はたとえ勉強しても世の中の99%をしらないという謙虚な気持ちを持つ。それが感謝の気持ちに変化する。人を見下してはならない。これを知らないのかというピアプレッシャーまでは許されても(研鑽をする人間としては当然)、人の弱み強みを検討することなく、誰かを見下すことは許されない。

自分の強みを気づき、かつ、自分の弱みを強みに転化する工夫をする。自分の弱みについては声を出し、気づいてもらう。そして強みを持っている人にその部分を助けてもらう。

仕事は、楽しむ工夫をする必要がある。Everyday one day、次の日においては次のスタートラインに立ったつもりでチャレンジをする。

我々のミッションは、法務その他雑務に気を散らすことなく、自分のすべき事項に集中できる「ゾーン」に送り込みチャレンジをする人のためのプラットフォームであることをわすれない。そのためには、自らチャレンジしていく気持ちを忘れない事。

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角田進二 sumida shinji
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