沖縄のスタートアップの真の夜明け
沖縄は、福岡と違いますが、スタートアップは力を入れてきてます。
それをいうとイヤイヤもともとスタートアップは力を入れているよとの話もあります。
今回お会いした大西さんは、沖縄スタートアップの父と呼ばれる人と後で伺いました。
その経歴は煌びやかですが、その知識は幅広くラオス、ミャンマーにも力を入れてます。今、ミャンマー?との声がありますが、リスクと隣り合わせだからこそ得られる信頼というものを勝ち得ることができます。
OIST、琉球大、高専と若い人たちの育成についても余念がありません。スターアップ界のレジェンドと呼ばれているそうです。
あまりにも気さくでしたので僕の方が偉そうだったのですが後でかなり恐縮してます。凄く感謝してます。ご紹介下さった山口さんどうもありがとうございます。
ハードウェア系、ディープテック、SDGsにご関心があるようで、その話も伺いました。前者はえらくお金がかかるのと経営者ですね。経営者がしっかりしないと、技術のマネジメントは難しいのです。研究者の言う通りにすると大体失敗します。研究者のリワードは研究を好きなだけすることですよね。しかし、それが続けば経営を圧迫します。ジーンクエストの高橋さんのファイナンスで苦しんだ点は、研究者としての自分と経営者としての自分とに、折り合いをつける過程だと認識してます(とても立派な経営者です)。ユーグレナの社長出雲さんも100回投資を断られ、それでもついに壁を突き破られてます。執念をそれだけ持てる人はそれだけで希少です。強くありたい自分と周りを頼って良い自分とに如何に折り合いをつけるか、そこが一つの成長ポイントになります。加えて如何に優秀な人材を惹きつけていくかですね。自分だけが優秀な会社は育ちません。
SDGs文脈はさらに難しく、ソーシャル起業家のほとんどは成功してません。ユヌス氏のように如何に現状に立ち向かうか。変える力を持つか。権力に立ち向かうか。そして周囲を仲間にしていくかです。ちなみに大西さんは日本財団をも巻き込んでおり、圧巻でした。
僕の沖縄への関心を最初に大きくしたのは、中村さんなくしてありません。彼はエバンジェリストと反骨心の鏡で、人間はかくありたいと思うところです。如何に悩まれて、如何に突進するか、如何に決定するかを常に学ばせてもらいました。今回は八代にいらっしゃるとのことで、残念ながらお会いできませんでしたが、なんらかの形で恩返しをしていきたいと思っています。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/51049
そして、今では様々なインキュベーションからアクセラレータになってきて、少しずつ地方のコモディティ化になりがちになってきたところ、LAGOONが出てきました。中村さんから豊里さんを紹介受けました。
https://lagoon-koza.org/
沖縄の地の沖縄人のためという狭い枠では仕事をしないと述べてます。まずはやらないことを決めていきます。なんのためといえば、これから未来をつなぐ沖縄コミュニティのためにする(間違っている可能性もありますのでご本人にご確認ください)とのことです。その意味は、これから沖縄に来る人、そして志ある沖縄人のためにコミュニティを育成することです。これは凄いことです。今まで沖縄は基地派その他派みたいな戦いをイメージでみられてきました。補助金のイメージを持たれ貧困層が多いともイメージがありました。観光と貧困層と産業が育たないなど、負のイメージが払拭できなかったわけです。そんな中で、沖縄に投資価値があるコミュニティを作るのは、ある意味切り捨てをすることになります。しかし切り捨てがないとその裾切りをした人を本当に救うことができず泥舟を作ってしまうのです。補助金とではなく、投資価値ある街を作るのは僕のビジョンとマッチするものでした。沖縄に大西さん、中村さん、そして豊里さん、その他優秀な人材が揃い始めあたかも梁山泊のようになっていく姿に感動を覚えました。
この世の中いつでも足を引っ張るレイヤーは沢山います。色々とあるものです。それぞれが足を挫きながら、一つ一つ歩もうとする姿は共感しかありません。
街は、遺物でも、自然環境でも作られるものではありません。街は人によってつくられるのです。馬鹿者、若者、変人にしか街は創出されません。
この点は三井不動産の光村さんから、街の作り方を学びました。馬鹿が馬鹿をするのではなくて、頭が本当に良いのに馬鹿にされるくらい頑張り街を牽引します。本人はそれでも頑張ってないというと思いますし、本当に頑張っていると思ってないはずです。
過去沖縄は補助金によって街が東京の属州のようになってしまいました。東京に行けばスケールするという甘い罠に引っかかるところでした。
しかし、沖縄は、そろそろ本来のスタイルに戻るべきです。源流は、アジアを中心に街を作ることです。英語、中国語などが混ざり合う街に、そして若い人たちが集まる街に変化すべきです。
OISTは小さい街ですが、これからアカデミックを超えた街になるでしょう。そして沖縄に迎合するのではなく、沖縄がOISTに迎合し自らが変化することでOISTを変えていかなければなりません。沖縄人を助けるではなく、誰かを助ける街にすることで国力を高めるしかありません。イスラエル、シンガポール、ドバイ、オランダ、深圳と沢山の学びある都市と国があります。
辺境こそがイノベーションを起こせる街です。そして、その辺境にシェアオフィス、その他のスタートアップが育ち、さくらインターネットの田中社長マイネットの社長など壁を突き抜けた偉人がきてます。
ALPACA.LAB、Ryukyu Mirai、LaV、LiLz、Payke、MUT、ジョブマネ、OKT、TOMONI、ECーGAIN、FastPickその他たくさんのスタートアップがあります。
実証実験もLuupの他、自動運転などもされていて、新しいものを受け入れる土壌があります。
他の地方と違うのは、アメリカ人などが沢山いて、他の文化を容易に吸収することができます。アメリカンビレッジを見る限り、異文化に対する抵抗感は低いと言っても間違いはありません。
アジアと沖縄は近く、台湾は1時間で3000円、4000円程度で行けます。とすれば、大量生産は台湾にアウトソースすることも考えられますね。
あなたは、最初のフォロワーになりますか、それとも最後のフォロワーになりますか。
僕はまずはe residentになり、台湾、その他をつなぐ一つの柱と橋になりたいです。
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