リバースイノベーションに関すること
合田さんチームは、面白い。なにせ、モザンビークをバブルにするのですから。
真面目な話をすると、農村部をキャッシュレスにするというのは、キャッシュが物量的に少なくなりがちなエリアでは有難い。特に、銀行及びその金融機関不存在地域(非電化地域)においては、洪水で流れてしまう、盗難される、シロアリに食われる、呪われる、妖精がさらっていくなど様々な災難に遭うので、チャレンジングかつ意味がある仕事だ。
フィンテック、フィンテックといいつつ、東京にこもり、東京以外では世界を変えられないと思っている人々は、視野が狭い。勿論、アメリカ、イギリスに目が向くのは良い。でも、それしか見えていないのは、ビットコインを見ながら、当時「オモチャ」と思っていたり、周りがおもしろいと思い扱い始めたから自分もやる程度のつまらない人間だ。私もそのつまらない人間には入るわけだが、それでも脱皮をしようとしている。
例えば、農村では字が読めない、パスワードが覚えられないという人もいる。だれもが当然と思っていることが突き崩される面白さは、都会では味わえない。
綺麗ごと?世の中の人口の80%は、都市化に向かうと言え、田舎といえる地域に住んでいる以上、そのボトルネックを外せば面白い流れができる点は興味深い。
イノベーションは、離れたドメインと離れたドメインが繋がることで、起きる。本来的に農家のブランディングをすることが流通を強めるが、政府がそうしたことをできるはずもない。民間にはそうした柔軟性はある。
都会を離れ、田舎に住むと決めた方々は、面白い試みをするために、色々フィールドワークをしてみたらよい。その時には、できるだけ年齢層が若いそうが沢山いるところが良い。面白がってくれますからね。
イノベーションは辺境からしか生まれません。合田さんを見習って、チャレンジをしていこうと思います。