「売る」を「貸す」に変える、ビジネス化思考
なんでもビジネスにできる「ビジネス化思考」。
連続起業家の「何を見てもビジネス化する思考習慣」を今日もあなたに。
今日は「売る」を「貸す」に変えてみましょう。
ボールを買わないで遊ぶ
モノを買うとき、私たちは、何に対してお金を払っているのでしょうか。
ボールを買ったとき、そのボールが自分のものになります。
でも、そのボールで遊ぶことが目的ですね。
だから、ボールで遊ぶというコトのために、ボールを買うというアクションがあります。
でも、ボールで遊ぶということが目的なら、ボールを借りてもいいわけです。
友達に一時的に借りてもいいですし、ボールをレンタルしてもいいのです。
その場合、ボールが自分のものになりませんが、ボールで遊ぶという目的は達成されます。
ボールをつくる会社にとって、ボールを取り扱うお店に商品を卸して販売してもらうという方法があり、そしてボールを貸すという方法もあるわけです。
ボールを買う → ボールを借りる
ボールを借りないで遊ぶ
でも、ただボールを借りるビジネスというのは現実的ではないかもしれません。
サッカーボールやバスケットボールだったら、コートを借りることもあります。
その場合、コートを借りるついでに、ボールを借りる、ということになりますね。
オプションでボールを借りることもありますが、コート利用代にボールが入っていることもあります。
卓球などは台を借りるとラケットとボールも借りられたりしますよね。
ボールだけを借りるというより、時間にお金に含まれるという借り方ですね。
喫茶店などで読む雑誌も同じです。
ボールを借りる → 場所を借りる
シェアビジネス/サブスクは、たくさん
この場合、メーカーは、売る相手がサッカー少年やその親などから、レンタルや会場運営者に売るという、販売チャネルが変わったことになります。
ビジネス提供者は、顧客に販売するということから、貸すというビジネスに変わったということになります。
車も自転車も、家もマンションも、よく考えると借りるビジネスがいっぱいです。
もう所有する時代ではなくなってきています。
買うことで、保管する場所の問題、持って行く手間、メンテナンスの問題など、たくさんのコトが発生してしまいます。
「多少高くても、その時だけ、あればいい。」
そういうレンタル(借りる)ビジネスは、貸す側からするとシェアビジネスです。
最近では、服も借りれますし、家電も借りられます。
住み放題サービスも利用者待ちの行列ができいます。
これまで買うしかなかったものが、どんどん借りられます。
最近では、森もレンタルできます。
そもそも、森なんて買えませんが💦
買えないからこそレンタルがあるのかもしれませんね。
モノをつくる、ものを売るビジネスの人にとって、販売するということ以外の目的をビジネスにすることができます。
買うよりも借りることによる付加価値を整理してみると良いでしょう。
あなたの商品も、貸すサービスを考えてみましょう。
アイデア)
家を貸すと賃貸
土地を貸すと借地
部屋を貸すと貸し会議室
別荘を貸すと貸別荘
貸しスタジオ
貸しキッチン
貸しホール
貸しスペース
人を貸すと人材派遣
お金を貸すのは融資
本やCDのレンタルショップ
イベントなどのレンタル物品
シェア農具、工具
服のレンタル
一緒に住むならシェアハウス
シェアカー、シェアバイク、シェアサイクル
本屋を始めるなら貸し本棚
お店の貸し棚で物品販売
<まとめ>
商品を作っても、売る以外のビジネスがある。
売った商品が、どう使われるのかのイメージをする。
商品は、消費者のどんなことを満たしているのかを想像する。
買えないものを貸すサービスがある