Sustainable Startup(サスティナブル起業)

サスティナブルな起業で、サスティナブルな社会を

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出資を受ける前に知っておくこと①(融資と出資と株主のキホン)

空前のスタートアップブームで、VCもCVCが乱立し、エンジェル投資家という人も激増していますね。 私は似たような経験を20年ほど前の第三次ベンチャーブームの渦中で経験し、その後のITバブルも含めた残務処理もいろいろ見てきています。 当時もそうですが、今もかなり浮き足だっていますね。 きっとバブルに進んでいるのでしょうね。 投資の雰囲気が出ていることは良いことなので水を差すつもりはありませんが、この雰囲気に飲まれてしまったり、地に足の付いたビジネスをしている人が巻き添えを

    • 相手に見えている景色に映ろう

      「大丈夫?」 困ってそうな人を見て、こんな言葉ををかけることがあります。 何か助けたい、自分にできることがないかと探します。 「この人は、きっとこんなことで困っているんだろう」 「自分ができることで、解決ができないだろうか」 こう考えるのは自然なことです。 決して悪いことではありませんし、素敵な寄り添いでもあります。 でも、 心配してくれることがありがたい一方で、相手のこうした思い込みに当事者は悩まされることがあります。 すべてを見えなくする、思い込み 「

      • ビジネスの初期に気をつけたい「レベニューシェアという甘い罠」

        今お金がないでしょうから、売り上げの何%かをいただくような契約でどうでしょうか? 助かります!売れた中からなら払えるので! こんな話を時々聞きます。 一見聞こえの良い契約ですが、これは後に恐ろしい状態を引き起こすことになります。 私もビジネスが走り始めた頃、こんなレベニューシェア(売上の一部から払っていく)契約をしたことがあります。 開発費がないから、売れた中から払っていく 制作費がないから、売れた中から払っていく これでうまくいったケースとうまくいかなかったケー

        • 自分の頭の中で想定したビジネスの、99%はうまくいかない

          いま考えているビジネスの想定は、99%うまくいきません。 でも、ピポットし続けるからこそ、想定外の新しい道が生まれます。 思ったことが、そのままうまくいくはずがないビジネスを軌道に乗せたいという思いは誰にでもあるはずです。 でもたいていの場合、うまくいきません。 やってみたけれど、イメージと違う。 全然、売れない。 想定外のことがおこる 想定が甘かった そんなことばかりです。 そもそも自分が思い描いたものが、そのまま実現することなどありえないのです。 もちろん、

        出資を受ける前に知っておくこと①(融資と出資と株主のキホン)

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        • 起業の選択:法人を決める
          2本

        記事

          地域とSDGsのビジネスにチャレンジする

          今年もいよいよはじまりました、愛知県女性起業家・経営者支援プログラム COMPASS。 今年で3年目となり、この事業はこれで一区切りとなります。 本年も愛知県の事業を受託いただき、サスティナブル・ストーリー株式会社とNPO法人起業支援ネットとのコンソーシアムで運営を致します。 今年の愛知県の事業の特徴は、地域とSDGsとビジネスを連携していくこと。 地域の資源(産業、企業、環境など)を活用し、いま生きている困りごとやこれから起きていくことへの対策などを、ビジネスを通じ

          地域とSDGsのビジネスにチャレンジする

          ビジネスプランを書く時に必要なポイント

          本年も、起業家や経営者アクセラレータープログラムが春からたくさんスタートしますね。 私たちも、今年もいくつかの支援プログラムを運営していきます。 起業家や経営者のみなさんがこうしたプログラムにエントリーをする際には、エントリーシートの内容がとっても大切になりますよね。 一般的に、書類審査や面談などを通じて選考というプロセスがあり、そこから選抜をされていくことになりますが、 どうかけばいいのか・・・? 何を聞かれているのか? と、悩むことありますよね。 プログラムを

          ビジネスプランを書く時に必要なポイント

          ビジコンに出る前に考えておく3つのリスク

          何年か前に流行ったビジコン。 いわゆるビジネスコンテスト(ビジネスプランコンテスト)の略称ですが、もう最近はほとんど聞かないですね。 私は起業家支援の事業を長年やっていますが、ビジコンには関わらないことにしていて、審査委員などもお断りしています。 一方で、起業家を中心に考えるハンズオン支援プログラムには、ガッツリ関わっています。 自身が起業家として、そして主催事業をしてきている中で、ビジコンいろいろと思うところがあり・・・素晴らしいビジコンももちろんありますが、本当に少

          ビジコンに出る前に考えておく3つのリスク

          法人設立のタイミングは、いつなのか。

          たくさんの起業家を伴走している中で、法人の設立タイミングについてよく聞かれます。 私はこれまでに30社くらいの設立に直接関わってきています。 設立をする段階の人には、個人事業で開業届を出されている方も、また開業届を出されていない方もいます。会社を始めていて分社化する場合もあります。 ビジネスの性質や進捗具合で、法人の設立タイミングは変わりますが、私の考えとしては、 ビジネスのプランができて、動き出しの見える時点で設立する のが良いと思っています。 ビジネスが軌道に

          法人設立のタイミングは、いつなのか。

          消費者の購買決定は、ストーリー

          品質を追求した商品は、すでに市場に溢れかえっています。 希少性、高性能、高品質など、大切なキーワードではあるものの、そうした「良いものの寄せ集め」には、ユーザーは慣れてしまっています。 ユーザーは、その製品を構成する全てのものが、性能としてカンペキであることを望んでいるのでしょうか。 結果的にそのこだわりは価格に跳ね返ってきますし、どれほど厳密な追求をしたところで、効果や性能には限界があります。 それよりもユーザーは、その製品を使った時の心地良さや、浸れるような世界観

          消費者の購買決定は、ストーリー

          どの種類の法人を決めるかは、人のプロデュースそのもの(起業の選択:法人を決める②)

          法人とは、ひと 一般の個人は、生身の人間として存在を証明する戸籍謄本がありますよね。 法人にも登記簿謄本という戸籍のようなものがあります。 つまり、法人は社会が認めた人なのです。 社会が作り出したバーチャルの人を、人間がプロデュースしていくのです。 人が生まれれば名前を付けますよね。会社では会社名です。 人は、身体という形がありますよね。会社でいえば資本です。お金や人やネットワークなどですね。 人は、生きていくために営みがありますよね。会社でいうと事業といえるか

          どの種類の法人を決めるかは、人のプロデュースそのもの(起業の選択:法人を決める②)

          起業のとき、法人の種類を選ぶ前に決めておくべき大切なこと(起業の選択:法人を決める①)

          私は現在、株式会社で3つの代表と5つくらいの取締役,一般社団法人で4つ、NPO法人で3つの理事を担っています。 毎年変動をしているのでこれもまた現在値でしかありませんが、経験ということでは株式会社での創業が10社くらいで、役員になったことがあるのが20社位じゃないかと思います。、一般社団とNPO法人で10くらいかなというところです。 なぜそんなにたくさんの法人に関わっているかというと、それぞれの法人の生きる目的や方法が違うからです。 たくさんの法人という人の生きる一部と

          起業のとき、法人の種類を選ぶ前に決めておくべき大切なこと(起業の選択:法人を決める①)

          選択することが、未来を変えられる 〜決断とは断つ(やめる)ことを決める積極的消去法

          選ぶことから、逃げていませんか? 私たちは、常に何かを選択して前に進んでいます。 起業家や経営をする皆さんは、常に目の前に何かの選択肢があり、判断があり、そして何かを選んでいることでしょう。 選ぶと言うのは、複数ある中から1つを選んでそれを実行しようとすることだけでなく、何かをしないことも1つの選ぶということになるのだと思います。 決断とは決断という言葉は、 断つことを決める と書きます。 つまり、やめることを選択するということになります。 質問) やりたいこ

          選択することが、未来を変えられる 〜決断とは断つ(やめる)ことを決める積極的消去法

          「プランBの起業」で、スタートアップに挑戦

          1人でできること、みんなとできること起業を考えられている方 創業準備に入られている方 そんなみなさんにとって「スタートアップ」は、ちょっとハードルが高いと感じることがあるかもしれません。 しかしビジネスは、いちど始めると戻れませんし、軌道修正が難しいという側面も持っています。 自分ができそうなこと、周りの人に勧められたことを始めて、 引くに引けなくなって、苦しいままに個人事業を続けている人 そんな人をとても多く見ています。 事業を誰かに譲りたくても譲れず、結局、考え

          「プランBの起業」で、スタートアップに挑戦

          スタートアップに向いている人、向いていない人

          スタートアップという言葉は、いろいろな人が捉えたそれぞれの意味で使われています。 イメージや聞こえ方で様々な解釈をされますが、 起業することや創業すること、事業をはじめることをスタートアップとは呼びません。 それは、単なるスタートじゃないかと思います・・・ スタートアップは一般的に、より大きい市場や社会的なインパクトをもとめ、事業を飛躍的に成長させることをいいます。 そうした意識を持った起業家を、スタートアップ起業家といい、そうした事業をスタートアップビジネス/スタ

          スタートアップに向いている人、向いていない人

          リターンを変えれば投資が変わる。「スタートアップのJカーブ」の意味を考え直してみよう。

          スタートアップのJカーブ一般的にスタートアップというと、以下のJカーブのような事業の急成長をだといわれています。 一方で、スモールビジネスとはどんなものでしょうか。 このような積み上げ型のビジネスです。 リスクをできるだけ最小限に留め、コツコツと事業を積み上げていくスタイルです。 多くの中小企業は、こうしたビジネスモデルも多く、これはこれでとても大切な経営スタイルです。 しかし、社会を変えるようなインパクトを目指すような起業家にとっては、結果に対するスピード感は遅す

          リターンを変えれば投資が変わる。「スタートアップのJカーブ」の意味を考え直してみよう。

          これからのスタートアップや起業は、『3つのサスティナブル』を持って進もう

          新しい日常と、新しいビジネス社会が大きく変わろうとしている中、スタートアップを取り巻く環境も大きく変わっています。 大きな変化は、私たちに戸惑いや不安を抱かせますが、その反面、それを解決したいという欲求も顕在化し、様々なソリューション(解決方法)を期待しています。 新しい日常と呼ばれる日々の暮らしは、これまでとは大きな変化が生まれます。 それは、マスクやテレワークといった見た目の変化だけでなく、心理的な変化による様々な変化が、少し遅れて大きな波となってやってきます。 地

          これからのスタートアップや起業は、『3つのサスティナブル』を持って進もう