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半月板縫合手術後 1日目

 昨日の手術の様子のnote投稿した後、再度尿瓶チャレンジしたら出来た。足をベッドから降ろしてみても出せず(左足は着かないようにしてる)、外岩での放尿を思い起こしつつも出せず。確かに尿はあるのに出せないというのは何とも奇妙な感覚だ。気持ちばかりが焦る。結局ベッドの脇に右足だけで立って、左手はベッドの柵を押さえて身体を支えて、右手に尿瓶を持ちパンツの脇から出して少しの間瞑想してみる。すると、股間の奥の方から確かな水流を感じた。出ろ、出ろと念じつつ、焦りでこの流れを止めないようにと気持ちを落ち着かせる。はじめは申し訳ない程度に流れ出た尿が少しずつ勢いを強めた。排泄を無事にできる喜びを明け方5:00過ぎに感じた。

 その後回収のためにナースコールを押すと、昨晩の看護師がトイレを心配してくれた。「出来ました。」と思わず嬉しそうに報告をしてしまう。大人になってから排泄ができたことを、誰かに伝えるだなんて思いもしていなかった。

 痛みはあまり無いが、ブロック注射の効果が残っていて左膝の患部あたりはピリピリとする。触っても感覚がなくて気持ち悪い。

 朝食後に、看護師同伴で今度は松葉杖でのトイレに挑戦する。昨日の体調面が懸念されたが、調子が違かったので無事にトイレでも出来、看護師も喜んでくれた。
 ただ、左足を庇うようにして松葉杖で歩くため、バランスを崩しそうになると焦る。普段軸足が左足なので、余計にバランスを取りづらい。

 朝食後から、錠剤での痛み止めも飲む。点滴での痛み止めは今晩まで続くらしい。この痛み止めが無かったらどれほどの激痛が自分を襲うのかと思うと恐ろしい。

 昼食を終え、ひたすらベッドで過ごす。体勢を自由に動かせないのが辛く、時折動かせる範囲で体勢を変えなければ身体が固まってしまいそうだ。

 途中で看護師に飲み物を買いに行く引率をしてもらう。一つ一つが情けないです、と思わず弱音もこぼしてしまう。弱っているから仕方ないよなぁ、と思いながら遠慮なくこぼす。昼の担当の看護師は名札のところにマカロニえんぴつの缶バッジを付けていたので、マカロニえんぴつの雑談もする。人との会話に飢えている。

 夕方、初めてのリハビリ。包帯を少し外して膝の曲げ伸ばしをしたのだが、全然動かせない。可動域が狭すぎて驚く。まるで何かに固められているようだ。包帯の下のガーゼは何重かになっているのだが、下の方に出血が見えて剥がす時の恐怖を感じた。

 明日はもう少し楽になっているだろうか。ブロック注射が切れて、点滴の麻酔も切れて、多少の身軽さを得るのか痛みに苦しむのかわからないが、極力坐薬は入れたく無い。

 まだまだ不安しかない。

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