働き方を考える
来週に専門医試験を控え、しかし風邪をひきまさかの熱発。
ベッドで試験勉強をしながら、合間にこのNoteを書いています。
先日日本の友人と会った時に、働き方について思ったことを少しまとめました。
給料が増えない日本?
給料は、どの国で、どの職業で、どの勤務形態で働くか、で大幅には決まっている。
どうやって収入を増やすかとなったら、
1. 身を粉にしてバイトをする
2. 起業する(医師の場合開業医)
3. 給料交渉する
4. ストライキする
5. 国を変える
6. 職業を変える
7. 別事業を立ち上げる
1や2は比較的一般的だが、3以降の考え方は、特に日本の、特に医療業界において特に浸透していなかった、というかほとんど無かったと思う。正直自分はドイツに来るまでこういった視点は持たずに診療と研究に明け暮れていた。
しかし働き方改革が来年から始まり、勤務医としての「公の」勤務時間はおそらく減り、それに伴い収入が減ることを考えると、早晩上記に上げた選択肢を皆考えるようになるのではないか。
とある病院の話。
資格を取り、病院がそれによって点数加算が取れるようになった。
つまり、ある分野での診療でより多くの報酬(費用)を国・地方自治体から受け取れるようになった、つまり病院が儲かりやすくなったとのこと。
しかし、昇給や昇進はなし。
給料交渉や他病院への移動の可能性を聞くことに関して、
「それによってお咎めを受けうる」
「出る杭は打たれる」
聞くか聞かないか、の以前に、聞けない風潮
他と同調することを強いる風潮
ドイツにいるからこそ思うが、この風潮こそが、今日本の給料や働き方が改善されてこなかった一因ではないか。
日本国内だけではなく、海外に出た時に必要な能力として
「雇用者に主張する」「不平を直接言う」
がある。
SNSや同僚同志で不平不満を言っている場合ではない。
これができなければ、いつのまにか損をしている。
というか当事者は損をしていることに気がついていない。
医師の場合
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