青空芸祭 プロローグ
ぴゅーぴゅーと冬が近づいてきたはらっぱから、なにやら楽しげな音楽が聞こえて来る。
ぼくは眠い目を擦りながら、窓からはいつものらっぱをのぞいてみた。
よいしょ、よいしょ、トントントントン。
あか、あお、きいろ、いろんな色の小人たちが、とっても大きな絵筆を抱えて踊っている。
ぐるぐる、ぴょんぴょん、ぐるぐる、ぴょんぴょん。
あっという間にぼくたちのはらっぱが、カラフルなあそひばへと変身をした。
あおい小人が、カラフルなあそびばに看板を立てた。
「青空芸祭」
んんん。どうやら今日はお祭りが開かれるみたいだ。
ぼくは急いで洋服を着替え、あそひばへかけよった。
コロナウイルスの猛威は大学生の楽しみを次々と奪っていきました。終わりの見えないオンライン授業、相次ぐ学祭の中止。
同じように私の大学も芸祭が中止となってしまいました。どうにか芸祭を行いたいとオンライン芸祭をどの大学も企画していますが、やっぱり私たちは目の前の相手にメッセージを届けたい。
どうにかして芸祭をやることはできないだろうか
この半年ずっと心のどこかで引っかかっていたような気がします。
そんな時、空き地を活用したイベントが盛んになっていることを耳にしました。まちづくりに興味を持ち、アンテナを張っていたからこそ出たアイデアでした。
そうだ。青空芸祭をやろう!
11月29日日曜日。貸しはらっぱ音地にて。
天候によっては中止になるかもしれない。だけど、天候に左右される芸祭もいいかなと。
コロナが良いスパイスとなり、新しい芸祭の形を楽しんでもらいたいと思っています。
当日は空き地で土を使ったライブペイントをやってみる予定です。他にも通りかかった人が、ふと足を止めたくなるような仕掛けを考えていきたいと思ってます。
若い世代の全力のあそびを色んな人に見てもらえると嬉しいです!
【11月14日追記】
おかげさまで色んな方にお手伝いいただき、素敵なイベントページも完成しました。
ぜひお待ちしています!
イベントページはこちらから