ベンゾジアゼピン系とプラシーボ効果(断薬回6)
◆ザ・禁断症状
どーも、僕です。断薬回の続きです。
多分2017年頃だったと思うのですが、僕はうつの体調が急降下したことがありました。そのせいで一度病院に行けず、そのためリボトリールを貰い損ねていました。で、リボトリールが尽きたのです。
その当時はリボトリールしか飲んでおらず、お守りかわりに数錠もらっていた「気持ちを落ち着ける薬」も飲んでしまっていたのでとにかく困ってしまいました。
何が困るかって、ジャーキング(入眠時ひきつけ)で全く眠れないのです。実際には数時間眠れていたのでしょうが、体感的には、やっと眠れると思った瞬間に強いびくつきがあり、全く眠れていませんでした。
そして大抵の病院がそうであるように、薬が切れて禁断症状が出たからといって、ミチミチに詰まっている予約のすき間を縫って診察・処方してくれることはありませんでした。
あくまで個人的なケースですが、精神病院やクリニックの受付の方はとてもシステマチックというか、文字通り事務的な印象があります。融通からは遠い場所にいる印象です(たまに対応のいい人もいます)。
もちろん、クリニックに来る人はとてつもなく困った人ばかりなので、融通がきいちゃあまずいのかもれませんが、ほとほと困って病院に電話したときに「いや~、予約が詰まってて無理っすね~」的な対応を受け、悲しい気持ちになった人は僕だけではないと思います。
◆飲んだ瞬間にビクつきがおさまるのはもやはプラシーボ効果では?
そのようなわけで、僕は数日リボトリールなしで過ごし心身ともにボロボロになりました。
ーー次にやっと病院に行ったときに、当時の医師からお叱りを受け(なら困ってた時に処方してくださいよ、と思いました)リボトリールを貰い、家に帰った瞬間に飲みました。
するとーー嘘みたいな話ですがーー飲んだ瞬間にビクつきが収まったのです。いくら何でも飲んだ直後に収まるなんて考えにくい話です。
僕は、ビクつきをおさえる為にリボトリールと取りに行ったというより、禁断症状がでたからリボトリールを飲み安心したという感覚でした。プラシーボ効果よりさらに上の、「手に入ったから安心でビクつきが収まる」という、書いていてもぞっとする状態でした。
この時リボトリールを飲み始めて3、4年経っていました。しかし残念ながら、僕はこの時点でさえベンゾジアゼピン系に依存性があることをしらなかったのです。
依存性があることに気付いたのは、それから更に1年ほどたったあとでした。
それでは、今日もぐっすり眠れるといいですね、おやすみなさい、また次回。