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<まっしー運命学研究所>理想世界12

前回の続きです。

「人には様々な性格や体質があり、星の数程の人生が在る。
本来ならそれがそのまま個性となり関わる人との個性を埋め合ったり高め合ったりしておけば良いものを、競争なんぞするもんだから争いが生まれておる。
文明の成長には必要だったわけじゃがな。」

「はい。そこで今現在の人類は進むべき道を創っている所かと思います。
人工物に頼り過ぎたし、競争し過ぎたし、理想から目を背け過ぎた。
そういった観点は一見不要なものとされてしまっていますが、逆であることが本当に多い。
それこそ人間社会の大局のみで考えちゃうからですよね。」

「必然的に物事も時代も動いておる。
その内気付くであろう。
それよりも役目じゃ。
新しい道を創ることの出来る者らがおるという話が事実じゃ。

世界の仕組み。
そこに気付いた者らにはその気付きが始まりである。

道を作ろうと考える者。

始まりの地点で留まる者。

他人へ攻撃をし始める者。

諦める者等、様々な人がおる。
全員で道を創れたら良さそうなのじゃがそれではいかん。
なぜか解るか?」

「はい。新たにその道へ入って来る人と繋がる人も必要ですもんね。」

「御一行様が行くべき道を先に進み過ぎると途切れてしまうからな。
無意識にも人類はそうならなぬ様に全体で繋がっておる。」

「戦う人も僕にとっては学びになってます。道を拡げる為の糧になるし、行動パターンが人間社会の教えそのものだと再認出来ます。

諦めている人も知人でいますが、
そういう人達は今創ってるその道に可能性を感じたらなだれ込んで来ると思っています。

今の所は自然界の大局なら理解が進むのではないかと考えております。」

「どうせなら宇宙の大局で良いではないか。何も意図してそう在る必要は無い。

自然が元々好きな者、穏やかに過ごせることを望んでいる者は無意識に自然との繋がりを発信しておる。

冒険心がある者はな、
前へ前へ突き進み自身だけが通れる道で良いから兎に角進めば良い。
そうやって道が開かれてゆく。

誰かが後続すれば儲けもの。
またその者も後続者にしか通れない部分を創ることになる。

丁度雪道に足跡を付けてその後へ続くことで道が出来てゆく様なものじゃ。
宇宙の大局というのは拡げる志しを持つ者に繋がる。
そういう者らに宇宙は降りるということじゃ。」

「ありがとうございます。
どうも宇宙ばかりになると今度は自然界と離れそうな気がしてました。
これもバランス良く在るべきですね。」

「人間もまたいずれの大局からも外れることは決して出来ぬ。
単純に楽しそうなことを追い求めておればそれで良いのではないかのぉ」

「そうします!🤩
少年の様に生きます〜」

               …続く

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