皐月かぬれ

日々の出来事について書いています。

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最近の記事

地獄の反逆者 松村喬子遊郭関係作品集

1926年、今から98年前に遊郭から脱出した女性がいた。 松村喬子の、遊郭から4人の遊女が脱出するまでを描いた作品。 解説によると「婦人及び児童の売買禁止に関する国際条約」に日本が調印したのが1925年。女性や子供の売買が禁止されてから百年も経っていないというのが驚きだった。 本文では、遊郭内での人間関係(主人のお気に入り・手駒になっている女性もいればそれに反発するものもいる)が描かれており、まさに群像劇といった様子。 特に集中して読んだシーンは、小波・歌子・川柳・新高の4人

    • ホワイトインテリアと少年漫画を馴染ませるのに良かったもの【購入品】

      最近購入して良かったものといえば、「グラシン紙」です。 「グラシン紙」が何か知らない方もいると思うので説明すると、古本によく掛けられている半透明でつるつるした紙です。トレーシングペーパーに似ていますが、それより薄く滑らかです。 なぜグラシン紙を買ったのか? では、なぜグラシン紙を購入したのか? 実は私はオタクで、本棚には漫画本が沢山並んでいます。 それ自体はいいのですが、白い本棚に黒い漫画本を並べていると非常に浮いてしまうんです…。 グラシン紙を実際にかけてみる そこ

      • 仕事してると体調不良に気づかない

        私は体の感覚がやや鈍感で、体調の変化に気付きづらかったりする。 「空腹」なんてのは大人になってから分かるようになった。 今でも「なんか体調悪いな〜」と思ってたらご飯を食べた途端治ることが結構な頻度である。 特に仕事中や外出時は緊張もあって、小さな体調不良に気づけず無理をして疲れ果ててしまうことがある。以前ワークショップに行った時、時間を忘れて作業して、家に帰ってマスクを外すと唇は紫色・顔色が最悪だったことがある。 ちょっと冷えたかなというくらいの感覚だったので、やっぱり自分は

        • ハルヴァが食べたい 旅行者の朝食

          最近、米原万里さんの「旅行者の朝食」を読んだ。 「著者が主にロシアのヘンテコな食べ物について蘊蓄を傾けるグルメエッセイ」※あらすじから引用 なのだが、米原万里さんの知識と好奇心の深さ、様々な国の人との交友関係、何より食への貪欲さを感じられる素敵なエッセイだ。 少しづつ読み進めているのだが、その1編に「ハルヴァ」なるお菓子が出てきた。 アーモンドやら砂糖やらを泡状になるまで混ぜて固めたお菓子なのだが、口に入れると軽く溶けていくとのこと。 メレンゲクッキーのような感じなのだろう

          サングラス越しの風景、意外と明るい

          先日眼鏡市場で度入りのサングラスを購入した。 購入理由は、日差しがめちゃめちゃ眩しかったからだ。アスファルトからの照り返しが目に入って痛かった。 日差しが例年よりずいぶん目に染みて、帰宅後瞼が開きにくくなることが増えた。これはいよいよ対策が必要だぞ、と思った時目に着いたのがサングラスだった。 サングラスというとファッションアイテムの印象が強く、何となく尻込みして今まで買っていなかった。しかし、この日差し相手ではそんなこと言ってる場合じゃない。意を決して近所のJINSに向かっ

          サングラス越しの風景、意外と明るい

          コロナ下で医療従事者として転職活動してる気持ち

          日記:ぼんやりした悩み事 3月末に二次救急病院を退職し、無職4ヶ月目に突入した。一緒に働こうと言ってくれる求人はいくつかあったけどまだ心を決められないでいる。 医療従事者として働くと決めた高校生の時はまさかこんなことになるとは思ってなかった。聞いてない、というのが正直な感想だ。 転職サービスの担当(20代〜30代位の男性)はこれ以上無職の期間が続くと不利だ、求人も少なくなっているから早く決めようという。でも、決めるのは私だ。コロナのリスクがある中で、時間をかけてでもいいか

          コロナ下で医療従事者として転職活動してる気持ち

          宇樹義子さん/#発達系女子の明るい人生計画感想: 生きづらさからの解放

          #発達系 と銘打っていますが、筆者は発達障害の女性だけでなく生きづらさを感じている女性全般(個人的には男性も読んで損は無いと思う)に向けて書かれたそうです。読んでみて、Twitterで知り合った人と駆け落ちした!という筆者の経験談にびっくりしつつ、ステレオタイプの人生以外に様々な選択や人生があっていいんだ、世間の言う普通と違うのって全然悪いことじゃ無いんだなって、気持ちが軽くなりました。生きづらさを感じてる人は一度読んでみて損は無いと思います。 ↑表紙がかわいいです。  

          宇樹義子さん/#発達系女子の明るい人生計画感想: 生きづらさからの解放

          大きめの居酒屋が苦手な話

          歓迎会や懇親会には、居酒屋がつきものである。しかし私は大きい居酒屋が苦手だ。個人経営の小さい居酒屋やバーは大丈夫だが、自分の年代で居酒屋に行くとなると安くて賑やかな大きめの店に行くことが殆どなので、辛かった。 ※感じ方には個人差があるので全然大丈夫な方もいると思います。これは私が苦手なものについてなので自分は違うなと思う方がいて当然だと思います。 まず、飲み会や歓迎会がダメだった。居酒屋では周囲の雑音があり人の話が聞き取れなかった。断片しか聞こえない話に赤べこのように頷き

          大きめの居酒屋が苦手な話

          新卒で病院に入社して1年で辞めた話

          医療専門職(リハビリ)として1年間働いて、その年の3月末に辞めました。職場で辛かったことを整理がてら書いていきます。これから就活する人は、病院選びの参考にでもして下さい。気持ちの良い話じゃないので、落ち込んでる人は見ないで下さい。 〈職場環境〉 ・設備が古い  築何十年の建物で、あちこち雨漏りしたりカビ生えたり壁紙が剥がれてました。患者さんから苦情を言われることも多く、訴えても修繕されないので辛かったです。メンテが不十分なのか機械が壊れることも多く心配でした。 〈人間関係

          新卒で病院に入社して1年で辞めた話