ファイナンス⑬債務不履行、アルケゴス
みなさん、こんにちは。今回は、会社が債務不履行に陥ったアルケゴスについて書かせていただきます。アルケゴスは2013年にファミリーオフィスとして設立され、2020年には、100億ドルの運用資産を保有しています。しかし、アルケゴス2021年3月26日にアメリカのゴールドマン・サックスが巨額のブロックトレード(大口投資家が金融機関を通じて、特定銘柄を一度に大量に売却、または購入する取引)をして、バイアコムCBS、中国企業の株価が急落したのです。さらに、アルケゴスとの取引をめぐっては、三菱UFJファイナンシャルグループ傘下の三菱 UFJ証券ホールディングスが300億円の損失を計上するほか、野村ホールディングスは2200億円規模の損失計上の可能性があります。アルケゴスの債務不履行により市場には悪影響を与えそうです。
今回のアルケゴスの債務不履行の原因には、アルケゴスの行き過ぎた欲望や、よく分からない金融商品の投資があると思います。投資をして、利益を得ることは大切です。しかし、レバレッジをかけるのは危険です。もし、仮にその株の価格が急落すれば、多くの負債が残ることになり、生活が苦しくなる可能性があります。さらに株価が上がっている会社でも、実態の財務状況が悪く、よくわからないビジネスをしている場合はその会社の株は危険です。なので、レバレッジをかけず、実態のある会社の株に投資すべきだと思います。今回のアルケゴスの債務不履行により株式市場がどう動くか、注視したいです。
引用
「アルケゴス関連損失、金融機関の財務健全性に問題ない-麻生氏」
Bloomberg2021年4月2日
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