飯田深雪のレシピ「ポロ アラ ロマーノ」
ローマの鶏肉と野菜の煮込み料理。ポロアラロマーナ(Pollo alla romana)が現代表記ですが、資料記載ままの名称にしています。
昭和初期のレシピのため、その他ところどころに時代を感じる記述や、今なら違う材料のほうが、という箇所については※マークでスタジオスタッフが加筆しています。
また、本レシピのほか飯田深雪レシピの大多数に「化学調味料」の記載がありますが、昨今の風潮や、昭和当時よりも素材の味や旨味は増していますので、材料のなかに記載はしていません。化学調味料・うま味調味料の良し悪しは個々人の考えによりますが、当時は当り前のように使われていたものと思われます。
材料(4人分)
ひな鶏もも肉 2枚
ひな鳥胸肉 2枚
小麦粉
サラダ油 大さじ2
バター 大さじ2
玉ねぎみじん切り 大1個(250g)
ロースハム(5mm厚) 2枚
白ワイン 大さじ4(または日本酒 大さじ2)
トマトソース (カップ1)
チキンスープの素 固形1と1/2を溶く※水量記載なし
※鶏の旨味や塩コショウの加減で必要ないこともピーマン 大1個(※またはパプリカ)
砂糖 小さじ1
ローズマリー(なくてもよい)
塩、こしょう
作り方
1)鶏肉の下準備
ひな鶏は骨付きのまま8切れくらいにぶつ切りし、塩、こしょうして小麦粉を薄くまぶす。
2)鶏肉の調理
厚手の平鍋にサラダ油とバターを熱し、鶏全面によい色がつくまで炒め、そのまま蓋をして12分弱火で蒸し焼きにする。(途中で裏返す)
3)野菜を炒める
鶏肉を鍋からいったん取り出し、玉ねぎみじん切りを入れて5分ほど炒め、ハム(細長く切る)を入れて炒め、鶏肉を戻して白ワインをふり、煮立ててアルコールをとばす。トマトソース、スープの素、砂糖、ローズマリーを加えて一度煮立てる。
4)煮込み鍋に移し、煮込む
(3)を煮込み用の鍋(小型の深鍋がよい)に移し、弱火で40分煮る。
ピーマンを5mm幅の短冊切りにしてさっと湯通しし、冷水につけて色を鮮やかにさせておく。
煮込みあがる寸前に鍋にピーマンを加え、塩、こしょうで味を整える。
ひとこと
資料では骨付きのひな鶏肉を使用していますが、鶏肉でも構いません。
パプリカのほかセロリ、きのこ、ミニトマトなどを加えても美味しそうです。