飯田深雪のレシピ「ハッシュドビーフ」
ハッシュドビーフ。またの名をハヤシライス。「hash」がなまってhayashiにという説や、林さんが作ったからという説もあるようですが、「hash」には肉の細切りという意味のほかに「ごちゃまぜ」「寄せ集め」「めちゃくちゃ」と、大雑把な意味が込められています。それくらい、簡単でパッとできる料理なのですね。ちなみに「ハッシュ・ド・ビーフ」ではなく、「ハッシュド・ビーフ(Hashed Beaf)」です。
材料(4人分)
小麦粉※ルー用 大さじ6
バター※ルー用 大さじ3
スープストック(固形スープ4個・水3と1/2カップ)
トマトみじん切り(またはピューレ) 大さじ4
砂糖 小さじ1
ローリエ 1枚
牛ロース肉の薄切り 300g
玉ねぎ 3個
にんにく 1かけ
バター 大さじ山2
白ワイン 大さじ2
カラメルソース(またはウスターソース) 大さじ1
塩、こしょう 適宜
クローブ、タイム 少々
作り方
1)ルーを作る
鍋にスープストック、トマト、砂糖、ローリエを入れて温めておく。
別の厚手の鍋で小麦粉をバターでゆっくり炒め、褐色のルーにし、先に温めておいたスープを少しずつ加えてルーをのばし、弱火で煮る。
2)炒め作業
牛肉は一口大に切り、玉ねぎは厚さ7mmの櫛形切りに、にんにくはみじん切りにする。
厚手のフライパンにバターを熱し、にんにくが色づくまで炒め、玉ねぎを少し入れて、しんなりするくらい強火で炒める。肉を加えいれて、牛肉が茶色くなるまで炒め、白ワインをふり、(1)を加えてしばらく煮込む。
3)調味して仕上げる
カラメルソース、塩、こしょう、クローブ、タイムで味をととのえて完成。
ごはんとともにすすめる。
ひとこと
ハッシュドビーフ、ハヤシライスというと、カレーよりもハイクラスなイメージがありますが。もしかしたら牛肉豚肉もこだわらず、残り野菜もごちゃ混ぜに入れ込んで、パパパッと作るのが、本来の「Hashed」なのかもしれませんね。