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【断酒049】酒飲みの末路、酒が引き起こす命にかかわる病 その1 肝臓病の恐ろしさ

こんにちは。「Simple Rich Life。」へようこそ。
今回は飲酒の習慣がある人がかかりやすい病気の恐ろしさについてお話しします。
アルコールは、飲むことで一時的な快感やリラックスをもたらしますが、その裏には多くのリスクが潜んでいます。
この動画では、飲酒がどのように体に悪影響を及ぼし、命に関わる危険性をもたらすのかを見ていきます。
今回は肝臓病について解説します。

1.肝臓病の恐ろしさ
肝臓は私たちの体の中で最も重要な臓器の一つです。
その役割は非常に多岐にわたり、食べ物や飲み物から摂取した栄養素を処理することに加え、体内の毒素を解毒する作用を担っています。
しかし、過度の飲酒は肝臓に大きな負担をかける要因となります。
アルコールは肝臓で分解される際に毒素を生成しますが、この毒素が肝細胞にダメージを与えることで肝臓病が進行します。
初期段階では脂肪肝が現れ、肝臓に脂肪が蓄積されていきます。
この状態は一般的には無症状ですが、放置すると炎症を引き起こし、最終的には肝炎に進展することがあるのです。
肝炎が慢性化すると、肝硬変のリスクが高まります。
肝硬変が進行すると、肝臓の機能が大幅に低下し、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。
具体的には、腹水がたまり、肝性脳症が発症し、食道静脈瘤などの問題も生じます。
また、肝硬変は肝臓がんのリスクを大きく高めるため、非常に注意が必要です。
さらに、飲酒は膵臓がんや胆管がんのリスクも高めることが知られています。
膵臓がんは早期発見が難しく、症状が出た頃には進行していることが多く、非常に危険です。
胆管がんも飲酒によってリスクが増加し、これらのがんは治療が難しいため、予防が重要です。
このように、アルコールによる肝臓病や膵臓がん、胆管がんは、時に命に関わる疾患であり、健康を脅かす存在となり得ます。

2.肝臓病が日常生活に及ぼす影響
肝臓癌や肝硬変は、肝臓の機能が大きく低下する病気です。
これらの疾患が進行すると、日常生活にさまざまな支障が出てきます。
たとえば、疲労感や倦怠感が強く感じるようになります。
肝臓は体内でエネルギー代謝を助ける重要な臓器ですが、肝機能が低下すると、すぐに疲れてしまったり、体が重く感じたりするんです。
その結果、家事や仕事が思うように進まず、頻繁に休息が必要になります。
また、食欲がなくなったり、体重が減ってしまうこともあります。
肝臓が正常に働かないと、食べ物をしっかり消化するのが難しくなります。
それに伴って、食欲が減退し、栄養が足りなくなりがちです。
体力も落ちてしまい、普段の生活がどんどん困難になります。
さらに、むくみや腹水がたまることもあります。
肝硬変が進むと、肝臓での血液の流れが悪くなり、水分が体内に溜まりやすくなります。
足や手がむくんだり、お腹に水がたまることがあり、これが腹水です。
腹水がたまると、呼吸が苦しくなったり、体を自由に動かすことが難しくなったりします。
そして、黄疸という症状が現れることもあります。
肝臓がうまく働かなくなると、ビリルビンという物質が血液中にたまり、肌や目が黄色くなります。
この黄疸は見た目にも影響し、人前に出ることが気になったり、日常生活に支障が出てきます。

肝臓の機能がさらに悪化すると、意識障害や肝性脳症といった症状が現れることがあります。
これは、肝臓がアンモニアなどの有害物質を処理しきれなくなり、これらが脳に影響を与えるためです。
その結果、集中力が低下したり、記憶力が悪くなったりします。
時には昏睡状態に陥ることもあり、日常生活や仕事での判断力や思考力が大きく損なわれてしまいます。
また、肝臓が正常に働かないと、血が止まりにくくなることもあります。
鼻血や歯茎からの出血が増えたり、怪我をした際に出血が止まりにくくなります。
これが進むと、日常生活での怪我や、万が一手術が必要になった時にも大きなリスクが伴います。
肝臓が弱ると、免疫力も低下します。
その結果、感染症にかかりやすくなり、風邪や肺炎などを引き起こしやすくなります。
特に外出時や人混みでは感染のリスクが高まり、外出を控える必要が出てくることもあります。
最後に、肝臓の病気は精神的な負担も大きいです。
体の不調だけでなく、うつ症状や不安感が増すことが多いです。
病気の進行とともに、将来への不安が強まり、社会生活や人間関係にも影響を与えることがあります。
肝臓癌や肝硬変は進行すると、こうした症状が重なり合って日常生活に大きな制約が生じます。
ですので、早期の治療と生活習慣の改善が非常に重要です。

3.断酒は肝臓病予防の最善手
私たちが何気なく飲んでいるお酒が、実は命を脅かす存在であることを忘れてはいけません。
飲酒の習慣がどれだけの影響を及ぼすか、今一度考え直すことが大切です。
肝臓病やがんのリスクを減らすためには、飲酒を控えることや健康的な生活習慣を心がけることが不可欠です。
健康な肝臓を維持することで、より良い生活を送ることができるでしょう。
肝臓を守るために、日々の生活を見直していきたいものです。
過度の飲酒がもたらすリスクを理解し、適切な行動を取ることで、将来的な健康を守ることができます。
だからこそ、意識して飲酒を見直し、肝臓を大切にする生活を心がけることが重要なのです。
私たちの健康は、私たち自身の手の中にあることを忘れずに、賢明な選択をしていきましょう。


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